更新日:2013年3月18日(月)
人口100万人に満たない地中海の島国キプロスへの金融支援実施が週末のユーロ圏財務相会合で合意。これでギリシャ、ポルトガル、アイルランド、スペインに次ぎ、ユーロ圏5カ国目の被金融支援国となったキプロス。GDPは約170億ユーロでユーロ圏全体の0.2%にも満たない規模。
そんなキプロスへの100億ユーロの支援条件となったのは、預金への課徴金。10万ユーロ超には9.9%、それ以下なら6.7%。
1,200万円の預金がある人は120万円ほど、100万円からでも7万円ほど、無条件に差っ引かれるという前例のない条件に、一般の個人預金者が驚かないはずはありません。取り付け騒ぎに預金封鎖もやむ無しの状態です。
キプロス政府は少額預金者の負担軽減を交渉中、ということのようですが、18日の月曜日はキプロスの休日、銀行が営業を再開する19日には課税も既に完了の見込み。
かつてのタックスヘブン、キプロスにはロシアマネーも大量に流れ込んでいるとも言われ、マネーロンダリング、との可能性も指摘されているようです。
週明け国内、金はやや反落。しかし5,100円前後での小幅推移が1週間継続。勢いは上方向ながら上昇しきれないもどかしさも継続。
プラチナは大幅反落で先週安値圏の5,100円台割れ。上方向に傾きかけていた流れも下落転換で下値余地は5,000円台割れ、4,980円付近が当面の下落メド。
※参考:金プラチナ国内価格3/18とチャート
2013年3月18日(月)時点の相場
国内金:5,080 円 3/18(月) ▼21(0.41%)
国内プラチナ:5,042 円 3/18(月) ▼91(1.77%)
NY金:1,592.6 ドル 3/15(金) ▲1.9(0.12%)
NYプラチナ:1,592.4 ドル 3/15(金) ▲2.6(0.16%)
ドル円:95.26 円 3/15(金) ▼0.85(0.89%)
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