更新日:2013年3月25日(月)
今朝ほど伝えられたキプロス支援の合意、キプロス第2位のキプロス・ポピュラー銀行閉鎖で10万ユーロまでの預金は保護という内容でユーロ圏財務相会合も終了したことで正式合意と見られるものの、10万ユーロ超への課税については今のところ未確認ですが、おそらく、それなりの課税率で58億ユーロのキプロス負担分を確保するというこのなのでしょう。
もともと今回の預金課税については、キプロス問題の背景にあったロシアマネーへの牽制があったようですが、これによりEUとロシアとの関係への影響も懸念されるところです。
案の定、キプロスによるロシアへの支援交渉は失敗し、EU、ユーロ圏へと判断が委ねられる形となりましたが、結局、懸念されたELA(緊急流動性支援)の供給ストップも回避され、キプロスの銀行は営業再開へと向かうようです。
IMF・EU・ECBのトロイカは、ロシア政府との調整へ、とも伝えられています。
ロシアマネーへの扱いについては、まだ不透明なところもありますが、
今回のキプロス問題は、キプロスがロシアと距離をおき、正真正銘のEU・ユーロ加盟国となる良い機会だったのかもしれません。
週明け国内、金は続落。価格ラインの下に9-21-90日移動平均線が右肩上がりで順番に並ぶパーフェクトオーダーの状態から9日移動平均線をわずかに下回り、短期上昇トレンド中の程良い調整。上値の節目は5,150円、下は4,910円。
プラチナは下値ターゲット4,980円のわずか手前で反発。もう一度しっかりと下値をつけに行くのか、流れが変わるか微妙な状況に。5,080円付近の節目をしっかり上抜けると状況好転へ。
※参考:金プラチナ国内価格3/25とチャート
2013年3月25日(月)時点の相場
国内金:5,088 円 3/25(月) ▼32(0.63%)
国内プラチナ:5,043 円 3/25(月) ▲43(0.86%)
NY金:1,606.1 ドル 3/22(金) ▼7.7(0.48%)
NYプラチナ:1,581.7 ドル 3/22(金) ▲1.6(0.10%)
ドル円:94.54 円 3/22(金) ▼0.36(0.38%)
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