更新日:2013年4月8日(月)
週末の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回ったことがドル売り円買い材料とはならず、逆に円売りが一段と進む結果となり、ドル円は先週終値の97円50銭台から、今週スタート時点で98円台へと大きく窓を開けるギャップオープン。
レジームチェンジとなった日銀緩和による円売りの勢いが継続し、いよいよ2009年4月14日以来となる100円の大台ラインも意識される展開となってきました。
短期的な目先の目標地点としては99円と見ますが、これはもう時間の問題のようです。
その先には、長期的に見た場合の重要な節目となるポイントがいくつか、間近に迫ります。
1)2007年高値の124円10銭台から2011年10月の史上最安値75円50銭台まで下落分の半値戻しとなる99円80銭台。
2)心理的節目の100円ちょうど。
3)月足チャート・一目均衡表の雲の上限が位置する100円20銭付近。
この辺りは、やや厚めの抵抗帯となる可能性もありそうです。
しかし、突破できた場合には、上昇の勢いが一段と増すことにもなりそうです。
月足チャートでの一目均衡表の雲の上限を上抜けるのは、2007年4月以来ちょうど6年ぶりということになります。
ただ、この時は、3ヶ月後に下落に転じ、長期下落トレンドが始まっています。
長い目で見た場合、今の円安の流れも、3ヶ月後にどうなっているか、重要な見極めポイントとなるのかもしれません。
ちょうど参院選の頃です。
週明けの国内、金は2営業日連続の大幅上昇で先週までの上値抵抗5,070円を大幅超過。2月12日以来となる高値圏に到達し、2月7日の最高値5,242円が意識される展開に。しかし、急激な上昇で短期的な上値余地は限定的で5,210円程度と見ます。最高値へのチャレンジの為には押し目も必要。
プラチナも大幅続伸で3月21日以来の5,070円台に。上限の5,020円を超えてきたことで上値目標値は5,130円程度。短期トレンドも上昇転換間近。
※参考:金プラチナ国内価格4/8とチャート
2013年4月8日(月)時点の相場
国内金:5,191 円 4/8(月) ▲165(3.28%)
国内プラチナ:5,071 円 4/8(月) ▲104(2.09%)
NY金:1,575.9 ドル 4/5(金) ▲23.5(1.51%)
NYプラチナ:1,535.5 ドル 4/5(金) ▲17.7(1.17%)
ドル円:97.61 円 4/5(金) ▲1.28(1.33%)
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