更新日:2013年11月23日(土)
22日のNY市場、金相場は0.04%の小反発。上下わずか8ドルの値幅となる小動きで1,240ドル台でのほぼ横ばい推移。この水準での小動きの状態は日本時間21日の朝から続き3日め。トレンドは相変わらず下方向で1,200ドル近辺までの下落リスクを抱える状態は継続中。
週間ベースでは-43.3ドル(-3.36%)の大幅反落。
そのなかで少し気掛かりな現象も。
10月末からやや一方的な下落基調が続き、11月13日の1,268.4ドルまで下落すると、14日のイエレン次期FRB議長の公聴会を経て1,280ドル台後半へと反発。その後再び下落基調となり、1,240ドル台へと下落しています。
11月13日時点のRSI(14)の値は14.8。これが21日時点では23.7、22日は23.1。価格の下落に対してオシレータ系指標が上昇する、ダイバージェンスの逆パターン、コンバージェンス。
売り圧力の減少により相場の反転を示す兆候とされます。
※参考:金プラチナ相場とドル円11/22 NY市場終値とチャート
この傾向はドル円相場でも見られます。11月12日に約2ヶ月ぶり高値となる99円63銭まで上昇した時点でのRSIは75.8。その後いったん下落をはさんで再上昇、101円台へと到達した21日時点のRSIは72.1。22日は74.4。相場の上昇に対してRSIが下落する逆行現象、ダイバージェンス。反落のリスクを抱えます。
しかし、ダイバージェンスやコンバージェンスという逆行現象は、売られ過ぎ圏、買われ過ぎ圏ではしばしば見られる現象で、その後反転するケースもあれば、そのまま過熱感を抱えたままトレンドが継続するケースもあります。
今回のNY金相場、ドル円相場については、後者のほうがやや優勢かと。
プラチナ相場は0.65%の下落で3日続落。1,390ドルの目標水準到達後の反発も1,400ドル付近が抵抗線となった形で反落。9-10月の底値圏1,375ドル付近がサポートライン。
週間では-56.2ドル(-3.91%)となり4週続落。
ドル円は上昇一服も101円台をなんとかキープ。緩やかに上昇トレンド継続中で102円90銭台辺りまでの上値余地。サポートラインは99円90銭。
週間ベースでは+1円03銭(+1.03%)で4週続伸。
2013年11月23日(土)時点の相場
国内金:4,221 円 11/22(金) ▲31(0.74%)
国内プラチナ:4,714 円 11/22(金) ▲42(0.90%)
NY金:1,244.1 ドル 11/22(金) ▲0.5(0.04%)
NYプラチナ:1,382.7 ドル 11/22(金) ▼9.0(0.65%)
ドル円:101.26 円 11/22(金) ▲0.11(0.10%)
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