更新日:2013年12月2日(月)
日本の航空会社が中国への飛行計画の提出を取りやめたのに対し、米国の航空会社は飛行計画提出へ。ちぐはぐな対応となり、強引な防空識別圏を設定した中国に振り回されるような展開となってしまっています。そんな中国の景気回復傾向の鈍化は、世界経済への影響も含めて懸念されるところですが、比較的堅調な状況を示す指標も出ています。
昨日1日に国家統計局が発表した11月の製造業PMI(購買担当者景気指数)は51.4と先月からは横ばいながらも市場予想を上回り、2012年4月以来の高水準を維持、4ヶ月移動平均では4ヶ月連続上昇となっています。
今朝発表されたHSBCによる製造業PMIでも、市場予想と速報値を上回る50.8。前月の50.9からわずかに低下も4ヶ月移動平均では3ヶ月連続上昇し、回復傾向の継続を示します。
中国の景気回復傾向は、中国での金需要にも影響を及ぼし、香港から中国への10月の金輸入量が過去2番めの水準に達したとも伝えられます。
中国の景気動向によって、世界経済があまり振り回されなければ良いですが。
週明け国内、金価格は0.59%上昇し3営業日続伸。トレンドは好転し、4,200-4,260円の狭いレンジを上方向に抜けだしたことで11月の下落トレンドから脱出。目先の上値目標水準は4,350円近辺。NY市場が下げ止まるようなら、さらに上値余地拡大の可能性も。サポートラインは4,220円。
プラチナは0.82%の続伸。11月後半の揉み合い水準4,670-4,720円のレンジ下限まで回復。9日移動平均線がレジスタンスとなる状態が続き、トレンドは下向きながら4,720円の上限を超えることが出来れば大きく反発への可能性。11月安値の4,630円台を下抜けるようなら4,550円近辺まで下落余地拡大も。
※参考:金プラチナ国内価格11/29とチャート
2013年12月2日(月)時点の相場
国内金:4,282 円 12/2(月) ▲25(0.59%)
国内プラチナ:4,678 円 12/2(月) ▲38(0.82%)
NY金:1,250.6 ドル 11/29(金) ▲12.8(1.03%)
NYプラチナ:1,368.8 ドル 11/29(金) ▲16.1(1.19%)
ドル円:102.43 円 11/29(金) ▲0.12(0.12%)
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