更新日:2015年8月17日(月)
国内金価格は2週間前、8月3日からの週に今年安値4632円まで下落し、その翌週、8月10からの週には安値4664円から高値4811円まで上昇しました。
週間ベースでの高値/安値/終値推移チャートで過去の推移を参考にすると、4600円台半ばの水準は高値や安値、終値が集中しており、特に2013年8月以降は高値抵抗水準となっていました。2013年11月にこの水準を飛び越えると、高値トライの流れとなりました。
足元では、7月20日の週から足掛け4週間、この4600円台半ばでの揉み合い状態を形成、今回はこの水準がサポートラインとなって反発しています。
4800円台前半の水準は、過去にも高値抵抗水準となったりサポート水準となったり。昨年12月からは半年間、サポート水準として機能しました。そしてこの夏、この水準を飛び越えて急落した後の反発で、今度は抵抗水準として金価格の前に立ちはだかりつつあります。
国内プラチナ価格は、長期的なサポート水準となっていた4500円台後半を、この6月に下抜けたことで急落局面を形成しました。次にサポートラインとなりやすい水準として想定された4300円前後では、いったん下げ止まりましたが、2週間後の7月20日の週には下値トライ再開、8月3日の週には3年ぶり安値となる4081円まで下落。
3年前にもサポート水準となっていた4100円前後の水準で反発すると、8月10日の週には4288円の高値まで上昇しました。7月に2週間ほどサポート水準の役目を果たした4300円前後の水準が、今のところはいったん抵抗水準となっています。
17日の国内金価格は0.15%の小反発。日本の4-6月期GDP速報値は前期比-0.4%、年率換算-1.6%といずれも市場予想よりは小幅マイナスとなったことに東京市場は好感、小幅に株高円安方向へ。国内金にも多少の好材料となり、底値圏からの反発基調の流れのなかでの調整一服。今朝の中国人民元の基準値も前週末比ほぼ同水準となる0.01%の人民元高ドル安水準に設定され、先週の人民元ショックも沈静化。4770円台での下値が固まれば、上値余地を残す4820円台の目標水準までの間でレンジ形成へ。
プラチナは0.42%の反発。7月の急落幅の38.2%ライン4284円付近が抵抗水準としての存在感を高める前に突破できれば、上値目標4350円台を目指す流れ再加速も。一方で4250円での足場固めに失敗し、この水準を下抜けると再び4200円割れ水準までの反落リスクも高まる状況へ。
※参考:金プラチナ国内価格8/17とチャート
2015年8月17日(月)時点の相場
国内金:4,783 円 8/17(月) ▲7(0.15%)
国内プラチナ:4,269 円 8/17(月) ▲18(0.42%)
NY金:1,112.7 ドル 8/14(金) ▼2.9(0.26%)
NYプラチナ:994.0 ドル 8/14(金) ▼1.0(0.10%)
ドル円:124.30 円 8/14(金) ▼0.11(0.09%)
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