更新日:2021年5月24日(月)
月末1週間前の月曜朝、米株先物や日経平均が堅調スタートとなり、早朝に109円トライのドル円は反落で一時108円90銭割れも90銭台で小幅保ち合いの様相。時間外のNY金は1880ドル台前半の小幅レンジでわずかに堅調な滑り出し、NYプラチナは1170ドルをはさんでの上下動から1170ドル台後半へと反発の兆しも。
24日の国内金価格は+37円、0.52%高で3日続伸。2020年9月18日(7186)以来、8ヵ月ぶりの高値。RSIは92.1%となり、近年最高となった2020年1月8日(99.6)以来、1年4ヵ月半ぶりの高水準。過熱感を振り切って高値圏での小幅保ち合い上抜け、短期上値目標となる最高値から今年3月安値の61.8%戻し(7194)近辺にもあとわずか。この61.8%戻しの水準は昨年7月末からの急騰で最高値をつけて9月初旬に急落するまでの間、最高値圏でのサポートライン。今回はいったんレジスタンスラインとなる可能性も。また、3月以降の上昇チャネル上限ライン付近にも位置し、短期的には調整へと向かう可能性が高まるところ。短期サポート7120円を割れると下値目安は最高値から3月安値の半値戻し(7045)近辺。
日足一目均衡表で三役好転を維持する国内金価格は先週の上昇により、週足でも三役好転。中期的な目安として、上方向に61.8%近辺からさらに上値トライへと向かった場合には76.4%戻し(7378)が意識されることにも。下値サポート候補としては雲の上限が7008円から来週には6977円。遅行線が相対する基準線(7075)など。なお、遅行線が昨年8月最高値から下降する抵抗線にぶつかっていることも反落警戒サイン。なお、月足でも5月の急騰により転換線(6873)を上抜け、昨年11月に崩れていた三役好転が復活。
プラチナ価格は-77円、1.69%の反落。4月15日(4482)以来、5週間ぶりの安値。4630円のサポート割れに伴う下値目安4540円程度を突き抜け、NYプラチナの一段安に伴う次の下値目安4450円近辺に向けて下落再開。ただし、今度はNYプラチナの下げ渋りによってサポートされる可能性も。
今年2月22日には1856円まで縮小した金との価格差は足下の急拡大で2693円。2月4日(2745)以来、3ヵ月半ぶりの水準。
日足一目均衡表では二役逆転、残る一役は雲の中、雲の下限(4336※週末に4406)を割れると三役逆転。週足でも先週末時点で転換線(4579)をわずかに下回って三役好転崩れ。三役好転復活には今週4589円へと上昇した転換線上抜けが必要。中期的なサポート候補としては昨年3月安値から今年2月高値までの23.6%戻し(4237)から3月安値(4207)。なお、月足では今年2月から三役好転状態をキープ。遅行線が相対する雲の上限(4390)もサポート候補に。
※参考:金プラチナ国内価格5/24とチャート
2021年5月24日(月)時点の相場
国内金:7,181 円 5/24(月) ▲37(0.52%)
国内プラチナ:4,488 円 5/24(月) ▼77(1.69%)
NY金:1,876.7 ドル 5/21(金) ▼5.2(0.28%)
NYプラチナ:1,169.4 ドル 5/21(金) ▼35.6(2.95%)
ドル円:108.95 円 5/21(金) ▲0.17(0.15%)
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