更新日:2024年1月10日(水)
米11月の貿易赤字は632.1億ドル。649億ドルへの拡大予想に反し、貿易赤字は予想外に縮小。
輸出は2537.4億ドル。前月から-1.9%で2ヵ月連続減、4ヵ月ぶりの低水準。
輸入は3169.4億ドル。これも前月比-1.9%で3ヵ月ぶりの低水準。
前月からの減少率は輸出が7ヵ月ぶりの急減、輸入は6ヵ月ぶりの急減。
長期的には2020年にコロナショックで輸出入ともに大きく落ち込んだ後、2021年後半以降はいずれも過去最高を更新してきた流れから、輸入は2022年3月をピークに減少傾向、輸出は2022年8月がピークで頭打ち。
内需減速と外需も伸び悩みが続きます。
米国の景気減速と、世界的な景気低迷への警戒感も続きます。
9日のNY金は-0.5ドル、0.02%の小幅安で3日続落。12月13日(1997.3)以来、4週間ぶり安値圏で軟調一服。アジア時間には2030ドル台から2040ドル台へと小反発、ロンドン・NY朝にかけてゆるやかな上昇も高値は2050ドル手前まで。NY午後にかけてはドル高の流れに押される形で2030ドル台へと反落。上下16ドル余りの小動きとなったなか、20日移動平均線(2046.3)と2050ドルの節目が抵抗水準に上値を押さえられ、上ヒゲを残して軟調局面継続の構図。2040ドルの節目割れに伴う短期下値目安2000ドルの大台付近を目指す流れが続きやすい状況に。
NYプラチナは-15.9ドル、1.66%の続落で12月13日(922.1)以来、4週間ぶりの安値。アジア時間に950ドル台から960ドル台へと小反発も200日移動平均線(963.2)に上値を押さえられ、これが高値となって戻り売り。NY朝には950ドルの節目との攻防、NY午後にはこれを下抜けて940ドル付近まで一段安。950ドルの節目割れに伴い、920ドル近辺までを目安にもう一段の下値トライへ。
ドル円は27銭のドル高円安、0.19%の反発。東京朝には144円20銭台から軟調推移、144円を割れると前日安値を下回って143円40銭台まで下落。ゆるやかに上昇する200日移動平均線(143.38)にサポートされて下げ渋ると、午後から欧州時間序盤にかけて144円30銭台まで反発。NY朝には米10年債利回り低下に連れて143円60銭台まで下押しも、NY午後には再び144円台を回復、NY終盤には144円60銭台まで上昇。下ヒゲ陽線を形成して調整一服の様相も、144円70銭の節目にはいったん上値を押さえられた格好にも。保ち合いをはさんでCPIの結果次第で反発局面再開か、戻り売りの展開か。前者なら145円台後半までが短期上値目標に、後者の場合200日線割れなら142円台前半が次の下値サポート候補に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/9終値とチャート
10日の国内金価格は+14円、0.14%の反発。上昇軌道の9日移動平均線(10308)にサポートされて21日移動平均線(10314)を再び上抜け、流れとしては下げ渋って反発局面再開へ、と向かえるかどうかという状況にも。9日線にサポートされ続けて9日線自体も21日線を上抜け、21日線自体も上向きへと方向転換できれば強気相場再開へ。そうなれば10400円の節目トライと今年高値更新トライへと向かう可能性も。下方向に10270円の節目割れなら90日移動平均線(10174)付近までが下値目安に、12月安値圏10110円近辺までがさらなる下値警戒水準。
プラチナ価格は-82円、1.71%安で3日続落。12月18日(4677)以来、3週間ぶりの安値。短期上昇トレンド崩れとなって下値トライへの流れが急速に進行、90日移動平均線(4722)も下抜けて4770円の節目割れに伴う短期下値目安4700円の大台近辺に到達。目先、一服感も90日線を早期回復できず、これがレジスタンスになるようだと下方リスク拡大も。4650円近辺までがもう一段の下値警戒水準にも。
※参考:金プラチナ国内価格1/10とチャート
2024年1月10日(水)時点の相場
国内金:10,324 円 1/10(水) ▲14(0.14%)
国内プラチナ:4,701 円 1/10(水) ▼82(1.71%)
NY金:2,033.0 ドル 1/9(火) ▼0.5(0.02%)
NYプラチナ:943.5 ドル 1/9(火) ▼15.9(1.66%)
ドル円:144.48 円 1/9(火) ▲0.27(0.19%)
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