更新日:2024年6月18日(火)
6月のNY連銀製造業景況指数は-6.0。市場予想の-10.0を上回り、5月からは+9.6の急上昇で4ヵ月ぶりの高水準。
ただ、過去平均6.8を大きく下回る水準での推移が続き、直近7ヵ月は連続マイナス圏推移。6ヵ月移動平均では3年9ヵ月ぶり低水準となった5月(-18.57)から-17.15へと小反発。コロナ後最低水準でようやく底打ちへの可能性も示唆した状態に。
構成指数では、新規受注が-1.0で9ヵ月ぶりの高水準、出荷が3.3で7ヵ月ぶり高水準、受注残が1.0で2年1ヵ月ぶり高水準。
その一方で仕入れ価格は24.5で5ヵ月ぶり低水準、販売価格は7.1で11ヵ月ぶり低水準。
また、期待指数は30.1と2年3ヵ月ぶり高水準。新規受注見通しも9ヵ月ぶり高水準。
仕入れ価格見通しは3ヵ月ぶり低水準、販売価格見通しは8ヵ月ぶり低水準。
インフレ鈍化にもサポートされて景況感は急回復し、今後の見通しでもこの状況が続くとの見方。
先週末のミシガン大消費者信頼感指数では、インフレ期待上昇に伴い7ヵ月ぶり低水準へと消費センチメントが悪化したのとは逆行する結果に。
17日のNY金は-20.1ドル、0.86%の反落。週明け時間外スタート時点の2340ドル台後半が高値となって軟調推移。アジア時間に2330ドル近辺まで下落していったんは下げ渋り、ロンドン・NY朝にかけては2340ドル台へと反発。しかしNY市場では米10年債利回り上昇に連れる形で2330ドル割れへと反落、MU引け後には2330ドル台へと自律反発。日々、上下動を繰り返す鯨幕相場を形成しての保ち合い推移が継続。上方向には2350ドルの節目突破なら6月高値圏2390ドル近辺までが短期上値目標に、下方向へは2310ドルの節目を割れると2280ドル近辺までが下値目安に。
NYプラチナは+12.3ドル、1.28%の続伸。アジア時間には960ドル台半ばまで小幅上昇後に失速、ロンドン序盤にかけて950ドル近辺まで下落して下げ渋り。一時的には950ドルの節目割れを試しながらも先週末安値を下回らず、微妙に3日連続で下値を切り上げて反発へ。NY市場では960ドル台を回復するとNY午後には970ドル台へ。小さな鍋底を形成して下ヒゲ陽線で反発へ、という流れで980ドルの節目も突破できれば底打ち、反発局面形成へ、1000ドルの大台近辺を目指す流れへ。ただし950ドルの節目割れの場合には下値トライ再開、920ドル近辺までが短期下値目安に。
ドル円は+32銭、0.2%高で3日続伸。週明け朝には157円30銭台から60銭台まで上昇も、東京市場スタート時の株価下落に追随して157円20銭台まで急反落。その後は157円半ばまで戻して下げ渋るも東京市場終了時には一時157円10銭台まで下落。この日の安値をつけて切り返すと欧州時間には157円60銭台へと水準を切り上げて東京時間高値との攻防、NY朝にこれを突破すると高値では157円90銭台まで上昇。ただし米10年債利回りの上昇一服とともに失速するとNY午後には147円70銭近辺までゆるやかに軟調推移。157円20銭の節目上抜けに伴う短期上値目標158円台再トライの流れが継続。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場6/17終値とチャート
18日の国内金価格は前日から変わらず、12900円手前で横ばい推移。上抜けたばかりの9日移動平均線(12849)が上昇し始め、これがサポート候補となって12900円台回復トライの流れは継続。ゆるやかな下落基調が続く21日移動平均線(12945)を上抜けると短期トレンド好転と13000円の大台回復も視野に。
国内プラチナ価格は+89円、1.65%の続伸で6月7日(5,487)以来、10日ぶりの高値。下げ止まりつつある9日移動平均線(5328)を上抜けて5月高値(5877)から6月安値(5218)の23.6%戻し(5374)付近に到達し、下げ止まりに向けて最低限の反発をこなしたような格好にも。38.2%戻し(5470)が次の反発目標となり、これを達成して5490円の節目も突破すると21日移動平均線(5521)を上抜けて半値戻し(5548)を目指す流れへ。
※参考:金プラチナ国内価格6/18とチャート
2024年6月18日(火)時点の相場
国内金:12,898 円 6/18(火) +-0(0.00%)
国内プラチナ:5,372 円 6/18(火) ▲89(1.68%)
NY金:2,329.0 ドル 6/17(月) ▼20.1(0.86%)
NYプラチナ:970.9 ドル 6/17(月) ▲12.3(1.28%)
ドル円:157.71 円 6/17(月) ▲0.32(0.20%)
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