更新日:2025年11月15日(土)
最後の最高値更新は10月20日で4398ドル。前後を含めて3日連続4390ドル台の高値をつけ、三尊天井を形成して4400ドルラインに跳ね返されたNY金は急反落。調整一服となった10月末には4000ドルの大台ライン近辺での膠着状態を抜け出して反発トライへ。1ヵ月の調整期間を経て最高値圏再トライへと向かうか、とも思われたNY金は足下で失速。波乱の年末への予兆を示唆するかのうように、高値圏での三角保ち合い形成の様相に。
14日のNY金は-100.3ドル、2.39%の大幅続落で11月7日(4009.8)以来、1週間ぶりの安値。アジア時間に4170ドル台から4210ドル台まで反発して戻り売り。上に行って来いとなった後、ロンドン・NY朝にかけて前日安値を下回ると長期金利上昇とドル高局面では一時4030ドル台まで急落、NY午後には4100ドル台へと自律反発もこれを維持できず、NY引け後には4080ドル台。目先の主要レンジは3960ドルから4220ドルまで、広めのレンジ半ばで20日移動平均線(4077.1)にいったんサポートされた状態を維持できるかどうか。切り返して上限突破なら4260ドル近辺までの一段高トライへ、軟調局面継続で下限割れなら一段安トライへ、短期下値目安は3850ドル近辺まで。
週間ベースでは+84.4ドル、2.10%の続伸。
NYプラチナは-48.7ドル、3.02%の続落で11月7日(1549.1)以来、1週間ぶりの安値。アジア時間に1600ドルから1620ドル付近まで反発して戻り売り。ロンドン序盤に1600ドルの大台を割れると前日安値と20日移動平均線(1583.6)も割り込んでNY朝には1530ドル近辺まで一段安。NY午後には1580ドル台まで反発後に1560ドル近辺へと失速。反発局面腰折れで1530ドルから1630ドル台までを主要レンジに保ち合い回帰に。軟調局面継続で下限を割り込むようだと一段安トライ、下値目安は1430ドル近辺まで。切り返して上限突破なら上値トライ再開、上値目標は1750ドル台の今年高値圏。
週間ベースでは+16.1ドル、1.04%高で6週ぶりの反発。
ドル円はわずかに+3銭、0.02%の小反発。東京市場の時間帯は154円半ばでの保ち合い推移、154円70銭台の高値圏から30銭台の安値圏までで上下動、欧州時間につけた高値も154円70銭台までで失速。NY市場では米10年債利回り急低下に連れて154円割れへと急反落、153円60銭台の安値をつけて切り返すとNY午後には米10年債利回り上昇に連れて154円70銭台まで反発。結果的に下へ行って来いとなって154円半ばに収束。上値トライ失敗後の反落局面では下ヒゲを残して下げ渋る展開に。政府再開後の指標発表も見込まれる次週、波乱の結果に振り回されるような展開も警戒される状況にも。155円超へと抜け出せば155円後半までの上値余地、下方向へは153円が当面のサポート、割り込むようだと151円近辺までを目安に調整局面入り。
週間ベースでは+109銭、0.71%の反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/14終値とチャート
2025年11月15日(土)時点の相場
国内金:22,785 円 11/14(金) ▼49(0.21%)
国内プラチナ:8,620 円 11/14(金) ▼138(1.58%)
NY金:4,094.2 ドル 11/14(金) ▼100.3(2.39%)
NYプラチナ:1,565.2 ドル 11/14(金) ▼48.7(3.02%)
ドル円:154.52 円 11/14(金) ▲0.03(0.02%)
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