更新日:2025年11月19日(水)
NAHB(National Association of Home Builders:全米住宅建設業者協会)が発表した11月の住宅市場指数は38。
市場予想の37を上回り、前月から+1ポイントで続伸、4月(40)以来7ヵ月ぶりの高水準。
しかし、2024年5月以降は1年7ヵ月連続で節目50割れでの推移。直近7ヵ月は連続で40割れと低調。
労働市場と家計財政への懸念が需要を圧迫したの見方。
現況指数は41へと続伸で7ヵ月ぶり高水準。向こう6カ月の販売見通しは51、9ヵ月ぶり高水準となった10月から-3ポイントの失速。購買見込み客足指数は26となり、9ヵ月ぶりの高水準。
過去の推移では、利上げフェーズで失速してきた住宅市場の景況感は利下げフェースで回復してきた経緯も。
今回の住宅市場回復の兆しがもう一段進行するためには、もう一段の利下げフェーズ継続が必要そうに見えます。
18日のNY金は-8.0ドル、0.20%安で4日続落。11月7日(4009.8)以来10日ぶり安値圏で下げ止まり切れず。4日続落は8月19日以来、3ヵ月ぶり。時間外には4040ドル台から前日安値を下回り、一時4000ドルの大台割れへと一段安。ロンドン・NY市場にかけてはドル安局面にも連れる形で反発。NY朝とNY引け後には4080ドル台まで上昇し、NY引け後には4070ドル割れへと失速。3960ドルから4220ドルまでの広めの主要レンジ内で4000ドルが目先のサポート候補にも、軟調局面打開に向けては4080ドルから4100ドルの抵抗感早期払拭がポイントに。
NYプラチナは-0.5ドル、0.03%安で4日続落。11月7日(1549.1)以来、10日ぶりの安値圏で下げ渋り。4日続落は7月31日以来、3ヵ月半ぶり。時間外に1540ドル台かから1510ドル台まで下落し、6日につけた11月安値付近で折り返し。金の反発局面にも追随する形でロンドン市場で1540ドル台を回復、NY引け後には1560ドルまで上昇。1530ドルの節目割れでは下ヒゲを残して下げ渋る形となったものの、これを維持できなくなれば1430ドル近辺までを目安に一段安トライへ。反発方向へは20日移動平均線(1580.6)が目先の攻防ポイントにも。
ドル円は+29銭、0.19%高で3日続伸。1月24日(155.94)以来、10ヵ月ぶりの高値。東京朝には155円30銭台まで上昇し、前日高値をわずかに上回るも片山財務相の円安けん制発言もあり失速、午後には日経平均の大幅安にも連れて154円80銭台まで小幅に急反落。しかし下げたところでは押し目買い圧力も健在、欧州時間には155円を挟んでの揉み合いから155円40銭台まで反発。NY市場では株安基調にも連れて下押しも155円台を維持するとNY午後には反発、155円70銭台まで上昇。155円の節目突破に伴う短期上値目標155円台後半に到達して一服感も、介入警戒感も高まる状況ながら156円付近まで多少の上昇余地も。154円半ばの節目割れへと反落の場合には調整へ、153円近辺までが短期下値目安。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/18終値とチャート
19日の国内金価格は+264円、1.20%高で4日ぶりの反発。21日移動平均線(21964)割れを回避し、下抜けたばかりの9日移動平均線(22245)を上昇軌道継続中に再度上抜け。10月末以降、下値を切り上げるラインにもサポートされて三角保ち合いも維持。目先、22030円の節目を割り込むようだと三角保ち合い崩れへ、短期下値目安は21900円程度まで。上方向には22840円が当面の上限、突破できれば一段高トライへ。
プラチナ価格は-19円、0.23%の反落。21日移動平均線(8513)と9日移動平均線(8480)をまとめて下抜け後にいったん下げ渋ったものの、反発も限定的となって上げ渋り。9-21日線を挟んで上下動する形で保ち合い傾向の展開が続いてきた10月以降のトレンド崩れへの警戒感も漂う状況に。8350円の節目割れならその可能性は高まり、8140円程度までを目安に一段安トライへ。
※参考:金プラチナ国内価格11/19とチャート
2025年11月19日(水)時点の相場
国内金:22,297 円 11/19(水) ▲264(1.20%)
国内プラチナ:8,371 円 11/19(水) ▼19(0.23%)
NY金:4,066.5 ドル 11/18(火) ▼8.0(0.20%)
NYプラチナ:1,555.2 ドル 11/18(火) ▼0.5(0.03%)
ドル円:155.53 円 11/18(火) ▲0.29(0.19%)
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