米サプライマネジメント協会(ISM)が2日発表した11月の製造業景況指数は48.4。市場予想の47.6を上回り、10月から+1.9、5ヵ月ぶり高水準。8ヵ月連続節目50割れ。3ヵ月平均は47.37で3ヵ月ぶりの高水準。
ISM製造業景況指数は、景気転換の先行指標であり、米国製造業の最重要指標。米サプライマネジメント協会(ISM:Institute for Supply Management)が製造業300社以上の購買担当役員へのアンケート調査をもとに指数化、50%を上回れば景気拡大、下回れば景気後退を示唆。 一般的には各国でも製造業PMI(Purchasing Managers'Index)として公表されますが、米国のISMが発表するPMIが毎月初に発表され、注目度も最も高い指標です。
2009年、リーマンショック後の金融危機で大底をつけてV字回復。2011年前半にはピーク状態を維持しギリシャ危機となった5月に急落。ユーロ危機の拡大から2012年6月に分岐点の50を割れ、9月以降で50以上に回復。 2014年8月に約3年ぶりの高水準となる58.1まで上昇後は、鈍化傾向に。
最近のISM製造業景況指数(括弧内は3カ月移動平均)
2024年11月:48.4(47.37)
2024年10月:46.5(46.97)
2024年9月:47.2(47.07)
2024年8月:47.2(47.50)
2024年7月:46.8(48.00)
2024年6月:48.5(48.80)
2024年5月:48.7(49.40)
2024年4月:49.2(49.10)
2024年3月:50.3(49.07)
2024年2月:47.8(48.00)
2024年1月:49.1(47.60)
2023年12月:47.1(46.87)
2023年11月:46.6(47.37)
最終更新日:2024/12/3