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世界各国の製造業PMIの推移

ブラジル、ロシア、インド、中国、英国、ユーロ圏の製造業PMI
世界各国の製造業PMIの推移

世界の主要国製造業PMI、1月は中国以外上昇。
インドは1年ぶり低水準となった12月から+1.3の反発で半年ぶり高水準。外需の伸びは約14年ぶり高水準、新規受注と生産は力強く拡大。
ロシアは前月から+2.3の急反発で半年ぶり高水準。4ヵ月連続50超。生産と新規受注の拡大は加速、雇用は急増。
ブラジルは2024年最低タイの12月から+0.3の小反発。13ヵ月連続50超。財政、金融、通貨安懸念などから需要と生産にも悪影響。
中国は-0.4の続落で4ヵ月ぶり低水準。4ヵ月連続50超で拡大基調は維持。需要は改善も、貿易不安の影響もあり従業員数の減少幅は5年ぶりの大きさ。
英国は+1.3の反発で3か月ぶり高水準。4ヵ月連続50割れ。生産、新規受注、雇用はいずれも減少、コストも上昇。
ユーロ圏は前月から+1.6の急反発で8ヵ月ぶり高水準。31ヵ月連続50割れ。生産、受注、在庫、購買活動の縮小はすべて鈍化。

製造業購買担当者景気指数(PMI:Purchasing Managers'Index)は、景気動向を示す指標であり、50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退を示唆し、注目度の高い経済指標のひとつです。
欧州圏と主要新興国の製造業PMIの推移を比較することで、どの地域の景気が上向きなのか、よくないのか、それぞれの動向分析に役立ちます。

2012年にはインドとロシアの景気が良く、ブラジルと中国はやや悪い状態から2013年前半にかけてやや上向き、2013年後半以降、新興国は50の分岐点前後を推移します。
2012年に景気低迷が目立ったユーロ圏と英国は、徐々に回復傾向となり、2013年半ば以降にはプラス圏に上昇し、特に英国の好調ぶりが目立ちました。

最近の各国の製造業PMI
2025年1月
ブラジル:50.7 ロシア:53.1 インド:57.7 中国:50.1 英国:48.3 ユーロ圏:46.6
2024年12月
ブラジル:50.4 ロシア:50.8 インド:56.4 中国:50.5 英国:47.0 ユーロ圏:45.1
2024年11月
ブラジル:52.3 ロシア:51.3 インド:56.5 中国:51.5 英国:48.0 ユーロ圏:45.2
2024年10月
ブラジル:52.9 ロシア:50.6 インド:57.5 中国:50.3 英国:49.9 ユーロ圏:46.0
2024年9月
ブラジル:53.2 ロシア:49.5 インド:56.5 中国:49.3 英国:51.3 ユーロ圏:45.0
2024年8月
ブラジル:50.4 ロシア:52.1 インド:57.5 中国:50.4 英国:52.5 ユーロ圏:45.8
2024年7月
ブラジル:54.0 ロシア:53.6 インド:58.1 中国:49.8 英国:52.1 ユーロ圏:45.8
2024年6月
ブラジル:52.5 ロシア:54.9 インド:58.3 中国:51.8 英国:50.9 ユーロ圏:45.8
2024年5月
ブラジル:52.1 ロシア:51.4 インド:57.5 中国:51.7 英国:51.2 ユーロ圏:47.3
2024年4月
ブラジル:55.9 ロシア:54.3 インド:58.8 中国:51.4 英国:49.1 ユーロ圏:45.7
2024年3月
ブラジル:53.6 ロシア:55.7 インド:59.1 中国:51.1 英国:50.3 ユーロ圏:46.1
2024年2月
ブラジル:54.1 ロシア:54.7 インド:56.9 中国:50.9 英国:47.5 ユーロ圏:46.5
2024年1月
ブラジル:52.8 ロシア:52.4 インド:56.5 中国:50.8 英国:47.0 ユーロ圏:46.6

最終更新日:2025/2/3

→中国の製造業PMI

→米国の製造業PMI(ISM製造業景況指数)


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