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ECB理事会を前にユーロは期待のフライング買い?
更新日:2012年09月06日(木)
国債買い入れ策についての情報と予想が入り混じり、ECB理事会前からあちこちから漏れ伝わります。
無制限に買い入れを行い、不胎化を行いインフレ懸念を抑制する、優先債権者待遇は適用しない、償還期間3年以内の短期債のみ対象など・・・
真偽のほどは今夜判明見込みですが、いずれにしても7月末の「何でもする」発言の責任を問われることにもなりかねない今夜のドラギ総裁。
当然、昨夜の市場は様子見相場・・・にも関わらずユーロだけが対ドルでも対円でもフライング気味に上昇する場面もありました。
噂で買って事実で売る事態に陥らなければ良いですが・・・

NY市場、金はわずかに反落、様子見ムード。目標1,710ドルやや手前で足踏み状態。今週末からボラティリティ上昇の可能性も。
なお、金については、本日のECB理事会の結果よりも明日の米雇用統計が重視され、結果が悪ければ金は買い、良ければ売りでの反応、そして次週のFOMCでQE3発動明言なら急上昇、期待はずれならやや下落、という流れが予想されます。
プラチナは3日続伸。上昇ターゲット1,670ドル辺り。サポートラインは1,500ドル。
プラチナの場合はECB理事会の結果も重視、国債買い入れの詳細がそれなりの内容となれば上昇、不十分ならやや下落、と見ます。
今夜20時45分:ECB理事会結果発表、21時45分:米8月ADP雇用者数、21時30分:米週間新規失業保険申請件数、ECBドラギ総裁会見。
今後の動向を左右する重要イベントが続きます。

国内、金価格は4,430円台の目標到達以降、小動きが続きますがこちらもフライング気味に次のターゲット・・・最大4,600円。下値サポートは4,350円。
堅調推移のプラチナは直近目標4,170円を超えると次の目標が浮上してきそうです。サポートラインは3,970円。

※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/6も参考にご覧ください。

2012年09月06日(木)時点の相場
国内金:4,437 円 9/6(木) ▼1(0.02%)
国内プラチナ:4,116 円 9/6(木) ▲7(0.17%)
NY金:1,694.0 ドル 9/5(水) ▼2.0(0.12%)
NYプラチナ:1,575.6 ドル 9/5(水) ▲8.1(0.52%)
ドル円:78.39 円 9/5(水) ▼0.02(0.03%)
→9/5(水)のその他主要マーケット指標

←ECBの国債買い入れ政策OMT。事前リークどおりの内容にも評価 09/07(金)
→世界3大経済圏の製造業景況感悪化で追加緩和期待、で商品価格は高騰中 09/05(水)
→ムーディーズがEUの格付け見通しをネガティブに 09/04(火)
→雇用関連指標に注目が集まる9月第1週、本格動意はレイバーデー明けの4日から 09/03(月)

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