米大統領選直前のFOMC、バーナンキ議長は静かに最終コーナーを通過
更新日:2012年10月25日(木)
11月6日の米大統領選を目前に控え、わずかにリードとの報道もあるロムニー氏が当選すれば解任の可能性が高いFRBバーナンキ議長は、任期2014年1月末を持って自ら退任の意思表示?とも伝えられる状況でのFOMC。前回のQE3発表で万策尽きた感もあるなか、金融政策維持の決定と失業率高止まりへの懸念などを表明。
前回のFOMCで、労働市場の見通しが明確に改善するまでMBSの購入を継続、としましたが、これを掘り下げて金融政策変更の目安として、時間軸よりも経済指標の数値目標を導入するのではないか、とも見られましたが、今回は見送ったようです。
また、現在のツイストオペが年末期限の為、これに変わる政策も期待されます。
次回以降、新大統領が就任する来年1月20日正午まで、バーナンキ議長在任中にもうひと動きありそうです。
NY市場、金は続落で一時1,698.7ドルの安値をつける展開でほぼ1,690ドル台のターゲットに到達。終値では1,700ドルに戻してきており、もう一度終値ベースでしっかりと1,700ドル割れとなるか、新たな展開に入るか。
プラチナは目標値1,570ドル到達後、荒い値動きがやや収束方向の兆しも5日続落。ここで反発して先週高値の1,670ドルを目指す状況にはありません。
国内、金は少しづつ下値を切り下げる形で4,550円台まで下落。NY金がほぼターゲットに到達し、ドル円の底堅さが目立つ状況では下値ターゲット4,400円は少し遠いのかもしれません。NY市場の動向次第ですが国内金価格の下落バイアスはまだ大きい状態。
昨日4,220円の下値ターゲットに到達済のプラチナは小動き。こちらも下落圧力がまだ大きい状態ですがNY市場も目標到達していることから下落一服感も。
※参考:
本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/25
2012年10月25日(木)時点の相場
国内金:4,557 円 10/25(木)
▼16(
0.35%)
国内プラチナ:4,213 円 10/25(木)
▼7(
0.17%)
NY金:1,701.6 ドル 10/24(水)
▼7.8(
0.46%)
NYプラチナ:1,562.7 ドル 10/24(水)
▼12.9(
0.82%)
ドル円:79.80 円 10/24(水)
▼0.05(
0.06%)
10/24(水)のその他主要マーケット指標
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