金相場は2013年にピーク到達の可能性?
更新日:2012年12月06日(木)
米ゴールドマン・サックス・グループによれば、金相場の見通しとして2013年にピークに達し、2014年以降下落へ向かう、という新たな見方を示したようです。
短期的には米国の追加緩和と経済成長の鈍化が金相場の下支え要因にはなるけれど、中期的には米経済回復基調の高まりに伴い、実質金利が上昇し始めるだろう、ということです。
来年以降、いずれドル高傾向となり、金へと流れていた逃避資金が米ドルへ、とその流れが変わる可能性が高まる訳です。
最近見られる、突然の相場急落なども投資マネーの手仕舞い売りや売り仕掛けとも考えられます。買いにはやや消極的な雰囲気は確かにあるようですが・・・。
NY市場、金は一時的に1,700ドルの大台に回復する場面もあったものの結局続落。1,700ドルは一時的とも見ていましたが、逆に1,700ドル回復が一時的になってしまう可能性も。下値目標1,650ドルへの可能性がより高まった様子。やや値動きの荒い動きも見られる最近の金相場、週末の米雇用統計の結果に大きく反応する可能性に警戒。
プラチナはわずかに反発。しかし下値警戒感も上昇、1,560ドルの下限が意識されます。
昨日節目割れとなったドル円は急反発で再びもとの82円台のレンジ内に。気迷い状態が続きますが、上下どちらかに大きく動き出す可能性も。
国内金価格は4,600円台半ばでの小動き。4,510~4,830円の広めのレンジ内で方向性は下落基調。
プラチナは4,300円台半ばの攻防。4,110~4,470円のやはり広めのレンジで方向性は上昇から下落への転換点に。
※参考:
本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/6
2012年12月06日(木)時点の相場
国内金:4,661 円 12/6(木)
▲21(
0.45%)
国内プラチナ:4,367 円 12/6(木)
▲17(
0.39%)
NY金:1,693.8 ドル 12/5(水)
▼2.0(
0.12%)
NYプラチナ:1,584.2 ドル 12/5(水)
▲1.3(
0.08%)
ドル円:82.46 円 12/5(水)
▲0.57(
0.70%)
12/5(水)のその他主要マーケット指標
ユーロ圏は来年もリセッション見通しでユーロは反落 12/07(金)危機を克服し、さらに強い通貨になってほしいユーロは堅調推移 12/05(水)米製造業の景況感悪化は本当に予想外か 12/04(火)東アジアの経済も牽引する中国の製造業は回復傾向が鮮明に 12/03(月)
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