年末年始、長期休暇の方は相場の急変にご注意を
更新日:2012年12月27日(木)
例年、ゴールデンウィークや年末年始など、日本の長期休暇の際にはドル円相場などでは値動きが荒くなり易く、休暇明けにアレ?と思うようなケースもあります。日本市場のみ休場となる時期は要注意です。
ドル円は昨年末12月28日の77.93円から1月6日の76.98円まで0.95円、1.2%下落、前年同時期2.0%上昇とそれほどでもなかったようですが、
2008年の年末には、12月30日の90.28円から1月5日の93.43円まで3.15円、3.5%上昇。
その前年は、2007年12月27日の114.33円から1月4日の108.61円まで5.72円、5.0%の下落。
円高ピークを迎えたこの1~2年はそれほどでもありませんでしたが、円高が加速した時期にはそれなりの変動が発生しています。
円安方向へと進み始めた今年後半からの流れを受けるこの年末年始の値動きにも要警戒です。
ちなみに、NY金価格は昨年末12月29日の1,540.9ドルから年明け1月5日の1,620.1ドルまで79.2ドル、5.1%の上昇。
プラチナは同時期に1,363.4ドルから1,418.0ドルまで54.6ドル、4.0%の上昇。
NY市場、ボラティリティが低下してしまった金、現状1,640~1,720ドルのレンジで流れは下落方向。本格的にクリスマス休暇明けとなる本日以降、年末までに一波乱も?
プラチナも値動きなしも下落トレンド継続中。年末にかけて下落ターゲットの1,490ドル台を目指す展開か。
買われ過ぎ状態が続くドル円は12月上旬の81.80円台から押し目なしの上昇が続き、昨年高値を超えました。通常ならばいったん調整が入る確率のほうが圧倒的に高いものの、日本国内が年末年始休暇に入る荒れ相場の時期。行き過ぎ状態がまだ続くようであれば、次の目安としては、86円台半ば~87円付近が想定されそうです。
円安サポートが続く国内相場、金価格は3日続伸でサポートラインの4,640円からレジスタンスラインの4,760円近くまで急上昇。年明け第一週まではドル円相場の荒れ具合の影響大。
プラチナも4,380円台の下落ターゲット到達後の反発が続き4,400円台を回復。しかし流れはまだ下方向。
※参考:
本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/27
2012年12月27日(木)時点の相場
国内金:4,740 円 12/27(木)
▲38(
0.81%)
国内プラチナ:4,405 円 12/27(木)
▲8(
0.18%)
NY金:1,660.7 ドル 12/26(水)
▲1.2(
0.07%)
NYプラチナ:1,534.9 ドル 12/26(水) +-0.0(0.00%)
ドル円:85.63 円 12/26(水)
▲0.77(
0.91%)
12/26(水)のその他主要マーケット指標
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