官民ファンドを取り巻く思惑
更新日:2013年01月10日(木)
安倍政権の緊急経済対策の目玉のひとつ、官民ファンドを巡って様々な期待と疑心暗鬼が渦巻きます。
政府と民間の出資によるファンドで様々な産業の国際競争力強化を図り、官がリスクをとって民の投資も促そうというもののようで、海外進出支援ファンドや異業種連携・新事業創出促進ファンド、不動産省エネ耐震化促進ファンドなど多岐に渡る目的別ファンドをつくって経済成長に役立てようとします。
ビジネス的には意思決定の曖昧さなどの弊害も指摘されますが、新しい試みとして少しづつでも成功できれば良いのですが。
天下り拡大との批判もあるようですが、思わぬ効果への期待もあるようです。
2月後半以降の米国債務上限の引き上げに伴う、官民ファンドによる米国債購入への思惑です。
もし、実現すれば大規模な円売りドル買い介入に相当する円安要因となりそうです。
NY市場、金は小幅反落で揉み合い相場継続。サポートライン1,640ドル台、レジスタンスは1,690ドル。
プラチナは続伸で上値ターゲット1,630ドル台方向へ。12月中旬以来の1600ドル台回復。サポートライン1,550-1,510ドル。
金とプラチナの価格差は55.5ドルまで縮小。
ドル円は2日連続で安値87円割れで反発、強固なサポートライン形成中の様子。逆に言うと今後このラインを割れると円高方向に加速の可能性も。
※参考:
金プラチナ価格1/9 NY市場終値とチャート
国内金価格は1%の反発でターゲットの4,900円台への再トライ。サポートラインは4,820円に切り上げ。
プラチナは2.2%の大幅続伸で年初に設定した目標地点4,680円をクリア、昨年高値4,711円に迫る勢い。サポートラインも4,550円に切り上げ。
※参考:
国内金プラチナ価格とチャート1/10
2013年01月10日(木)時点の相場
国内金:4,875 円 1/10(木)
▲48(
0.99%)
国内プラチナ:4,708 円 1/10(木)
▲103(
2.24%)
NY金:1,655.5 ドル 1/9(水)
▼6.7(
0.40%)
NYプラチナ:1,600.0 ドル 1/9(水)
▲16.8(
1.06%)
ドル円:87.87 円 1/9(水)
▲0.84(
0.96%)
1/9(水)のその他主要マーケット指標
リスク資産と化した金は大幅反発、経常赤字で円安も加速 01/11(金)日銀の物価目標2%と追加緩和は既に織り込み済 01/09(水)世界で最も重要な3つの流れに対して役に立たなくなった3つの親米国ジブ 01/08(火)過去最高に積み上がった日銀マネタリーベース、市場への供給量拡大は 01/07(月)
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