日本の貿易赤字は過去最大で今後の円安要因に
更新日:2013年02月20日(水)
今朝ほど財務省から発表された1月の貿易収支は7ヶ月連続赤字となる1兆6,294億円、赤字幅は過去最大に。輸出が増加に転じたものの輸入もそれ以上に増加、特に石油、天然ガスなどのエネルギー関連の輸入増には円安のデメリットも懸念されます。
先日、格付け会社、スタンダード&プアーズ(S&P)が
日本国債の格付け「AA-」の据え置きを発表しました。見通しも「ネガティブ」を維持。2年前の2011年1月に「AA」から「AA-」に格下げ、その後、東日本大震災後の4月に見通しも「ネガティブ」に引き下げられて1年7ヶ月。政権交代による政策変更でS&Pの格付け判断も、仕切り直しの状態に。
しかし、3分の1以上の確率で今年中に格下げの可能性がある状態。
貿易赤字も格下げリスクも今後の円安要因としてじわじわと作用するのかもしれません。
なお、本日深夜に公開される米FOMC議事録でのQE3早期解除への論調は金の売り材料となる懸念も。
3連休明けとなったNY市場、金は4営業日続落で1,600ドルの大台割れ目前。昨年8月上旬、QE3期待による上昇相場以前の水準に逆戻り。最大下落余地は1,500ドル割れ辺り。
プラチナは大幅反発も1,700ドルラインの再突破ならず。1,630ドル辺りの下落目標を試す展開。上方向の節目は1,730ドル。
※参考:
金プラチナ価格とドル円 NY市場2/19終値とチャート
国内、金価格は8営業日続落。一方的に売られる展開が続きますが、決して売られ過ぎの状態ではなく、買われ過ぎによる急上昇の巻き戻し。サポートラインの5,000円で下げ止まるかどうか。もし、下抜けなら大幅下落の可能性も。
プラチナは小幅続伸ながらモメンタムは下向き。5,220円付近が下落ターゲット。上方向のレジスタンスは5,400円。
※参考:
金プラチナ国内価格2/20とチャート
2013年02月20日(水)時点の相場
国内金:5,030 円 2/20(水)
▼23(
0.46%)
国内プラチナ:5,321 円 2/20(水)
▲4(
0.08%)
NY金:1,604.2 ドル 2/19(火)
▼5.3(
0.33%)
NYプラチナ:1,697.5 ドル 2/19(火)
▲19.8(
1.18%)
ドル円:93.57 円 2/19(火)
▼0.39(
0.41%)
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