乱高下の市場で日経平均よりも荒れている国内金価格と国債金利
更新日:2013年05月27日(月)
日経平均の急落、2日連続1,000円超の変動と大荒れ状態の週末となった日経平均は、今朝も前日比500円超の下落で値幅も400円程度となかなか落ち着きを取り戻せない状況のようです。
上昇し過ぎた相場の巻き戻しとなっていますが、最近では、節目となった4月の黒田日銀の緩和策以降の変動率が非常に高くなっていましたが、これは日経平均に限ったことではありません。
日銀緩和以降の高値と安値との差、値幅と、最近の終値を基準とした変動率を比較してみると、
日経平均は、4月3日の12,362.2円から5月22日の15,627.26円まで3,265.06円の値幅。これを先週末終値14,612.45円で割った変動率は22.3%となります。
同時期、同様の計算で、ドル円の変動率は10.1%、先月の急落局面を含むNY金は16.3%となっています。
ドル円も金価格も、日経平均に比べると変動率はやや控えめのようにも見えますが、
国内金価格では、25.5%へと跳ね上がっています。
日経平均よりも変動率が高くなっています。
さらに高いのが、10年債金利で51.6%。
今、株価の乱高下の影響を受けて乱高下しているように見える為替や金価格ですが、
根本的には、日銀緩和以降の国債の乱高下も大きく影響しているようです。
週明けの国内、金は株安円高の流れを受けて1.5%反落。先週末に一瞬点灯した上値目標は消滅。逆に一旦解消と思われた下落リスクが再浮上。下方バイアス優勢の流れで目標地点は4,570円台。レジスタンスラインは4,770円。
乱高下状態が続いていたプラチナは1.8%の続落で下方向へと加速。目標地点は4,870円付近。上値抵抗は5,100円。
※参考:
金プラチナ国内価格5/27とチャート
2013年05月27日(月)時点の相場
国内金:4,696 円 5/27(月)
▼71(
1.49%)
国内プラチナ:4,922 円 5/27(月)
▼91(
1.82%)
NY金:1,386.6 ドル 5/24(金)
▼5.2(
0.37%)
NYプラチナ:1,451.9 ドル 5/24(金)
▼5.3(
0.36%)
ドル円:101.16 円 5/24(金)
▼0.85(
0.84%)
5/24(金)のその他主要マーケット指標
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