金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

リスク縮小中の円高圧力急拡大
更新日:2013年09月12日(木)
NYダウは昨日までコンスタントに3日続伸。日経平均も五輪相場で2日間の大幅続伸後に昨日はほぼ変わらず。ドル円は先週、三角保ち合いを上抜けて上昇トレンドスタートの兆しは見せたものの上値の重い状態が続きます。昨日100円台後半まで上昇したことで目先のピークをつけたように反落傾向が進行、今朝も一段の円高圧力に覆われた様子で99円台前半へ。

シリア情勢が少しづつ落ち着く様子もあり、確実に地政学リスクは縮小方向、VIX指数も急低下中、来週のFOMCでのQE縮小開始もかなり織り込み済。そんな背景もありNYダウの堅調推移が続いているのかもしれません。
しかし、ドル安円高が一方的に進むような地合いではないなかでの円高進行が少し気になるところです。
新興国通貨売り米ドル買いの巻き戻し、という流れも多少はあるのでしょうが、基本的にはドル円にはあまり関係ありません。

米国では、先週2日、レイバーデーの祝日明けが実質サマーバケーション明け。それから1週間経ち、ようやく大量の資金が再び市場に戻ってきたことで、相場の流れが増幅された可能性もありそうです。
昨日、今朝の急速な円高の流れも一時的なものかもしれません。同様に、ゆっくりと軟調推移に入りつつある金相場が何かのきっかけで急落へ、というリスクにも警戒要です。

NY金・日足チャート 2013/8/14 - 9/11NY市場、金相場は続落もわずか0.2ドルの下げ幅。オバマ大統領の演説で8月22日以来の安値となる1356.0ドルまで急落して反発。その後は材料難もあり、動意なく横ばい推移。短期的な流れは下向きの状態継続で下値目標1,330ドル台。上方向への節目が1,390ドル。

プラチナは小幅に3日続落。安値で1,470ドルを割れたのは8月8日以来。その足取りは重いものの下方向への流れは着実に進行中。下値のメドは1,420ドル付近。上方向の節目1,500ドルを超えると流れにも変化が。

ドル円は0.5%の反落。昼に100円60銭台の高値をつけて以降は円高方向へと切り返し、今朝には99円台後半から半ばを窺う展開に。やや上値の重い展開が続き、保ち合い傾向となり、短期上昇トレンドは上値目標100円80銭台に少し届かず、60銭台で力尽きてしまった可能性も。下方向には99円ちょうどが節目ライン。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場9/11終値とチャート

国内、金価格は-0.5%の3日続落。ドル円がやや円高方向へと傾いたことで4,560-80円のサポートラインを下抜け。下押しバイアスが強まり、大幅下落のリスクが浮上。当面の下落メドは最大で4,400円割れの可能性も。上方向のレジスタンスは4,640円。

プラチナも-0.6%と3日続落。下落トレンド進行中で最大メド4,730円を目指す展開。4,990円が上方向への節目。
※参考:金プラチナ国内価格9/12とチャート

2013年09月12日(木)時点の相場
国内金:4,559 円 9/12(木) ▼22(0.48%)
国内プラチナ:4,911 円 9/12(木) ▼31(0.63%)
NY金:1,363.8 ドル 9/11(水) ▼0.2(0.01%)
NYプラチナ:1,473.5 ドル 9/11(水) ▼0.6(0.04%)
ドル円:99.88 円 9/11(水) ▼0.50(0.50%)
→9/11(水)のその他主要マーケット指標

←予想以上に織り込み不十分?のQE縮小開始 09/13(金)
→オバマ大統領の演説によるリスクオンは一時的 09/11(水)
→シリア軍事介入決議案先送りで不透明感も継続 09/10(火)
→祝!東京五輪決定。で雇用統計下振れ分をリカバー 09/09(月)

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