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ドル円相場101円台半ばの壁は?
更新日:2013年11月25日(月)
ドル円相場の円安基調が加速しています。先週の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のポートフォリオ見直し案では、国内資産から海外資産への大幅シフトを示す工程表も出され、GPIFの現在の基本ポートフォリオでの外国債券11%と外国株式12%から、ただちに13%づつへ、1-2年後には20%づつへという内容。海外資産合計23%から40%へと17%も拡大するということになります。120兆円を運用する世界最大級の機関投資家であるGPIFにより、今後1-2年で約20兆円もの円売り圧力、となる可能性が高まります。

既に長期上昇トレンドに入っているドル円相場にとっては、米株高、日本株の上昇、16ヶ月連続となる貿易赤字の定着、さらにGPIFの改革などがサポート要因となり、当面のトレンドを支えることになりそうです。
しかし、短期的に見れば、半年続いた三角保ち合いを抜けたばかり。
5月22日の103円70銭台から6月13日の93円70銭台までの下落幅の50%戻しラインが98円70銭台。この水準は10月末から11月上旬にかけての抵抗水準となっていました。
61.8%戻しラインが99円90銭台。この水準では11月14日から20日までの1週間、揉み合い相場となりました。

そして、76.4%戻しラインが101円30銭台、7月高値の101円50銭台も含め、101円台半ばが次の重要な節目。
この付近ではまた揉み合い傾向が続き、次週12月初旬の重要指標ウィークをきっかけに再びドル高円安へ、そんなシナリオも成り立ちそうです。
ただ、先週後半に101円台到達後、101円台半ばが上値抵抗となりつつあるようにも見えましたが、今朝の時点では既に101円80銭付近まで上昇する場面もありました。
61.8%ラインと比較すると、76.4%ラインの重要性はやや見劣り、となる結果も考えられそうです。

週明け国内、金価格は0.24%反落。10月以降の安値反発水準である4,190円~4,200円付近でのサポートが続くものの、もう一段下、4,130円近辺までの下落リスクを抱える状態。レジスタンスラインは4,320円。NY金相場が10ドル変動すると国内金価格は33円変動し、ドル円相場が1円変動すると国内金価格は40円変動する現状、円安基調のドル円が1円上昇してもNY金相場が15ドル下がれば国内価格は10円ほど下落する計算。

プラチナは0.83%の反落。昨年高値4,711円付近が抵抗線となって反落。9日移動平均線が21日移動平均線をデッドクロスし、下落圧力もやや高まる傾向に。下値目標水準は4,620円近辺。
※参考:金プラチナ国内価格11/25とチャート

2013年11月25日(月)時点の相場
国内金:4,211 円 11/25(月) ▼10(0.24%)
国内プラチナ:4,675 円 11/25(月) ▼39(0.83%)
NY金:1,244.1 ドル 11/22(金) ▲0.5(0.04%)
NYプラチナ:1,382.7 ドル 11/22(金) ▼9.0(0.65%)
ドル円:101.26 円 11/22(金) ▲0.11(0.10%)
→11/22(金)のその他主要マーケット指標

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