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GDPショック:7-9月期GDP速報値は-1.6%の大幅下振れ
更新日:2014年11月17日(月)
内閣府が今朝発表した7-9月期のGDP速報値は年率換算-1.6%と予想外のマイナス圏に。消費税8%への引き上げ直後の4-6月期-7.1%からの反動も低調で+2%程度にとどまるだろうとの事前予想をはるかに下回り、2期連続マイナスのリセッション入り。しかも4-6月期は-7.3%へと下方修正。これで消費税10%への再増税先送りを正当化せざるを得ない状況となり、解散総選挙への大義名分にも。

発表直後の為替は円安で反応し、2007年10月17日以来7年1カ月ぶりの117円台まで急騰後反落、急騰前水準116円60銭台も下抜けて116円割れへ。発表直後に寄り付いた日経平均は先週末比-100円でスタートして-300円を超え、17,100円台まで下落中。予想外のGDPショックにやや困惑気味の市場も乱高下状態からリスク回避が強まる状態へ。

この結果を予見していた?か知っていた?日銀は追加緩和に踏み切り、GPIFは日本株の比率を高め、永田町では解散風を起こした可能性もありますが、国内発の要因によって円安ドル高・日本株買いの流れを急加速させた流れは、皮肉にもその予見していた国内発要因によって大きく巻き戻され、もしかするとこのまま流れが変わってしまうのではないか、との懸念も生じさせるような状況となりつつあります。

しかし、日経平均やドル円の調整幅は予想以上に大きくなってはいるものの、押し目待ちに押し目がなかった状態からは絶好の調整局面となり、解散総選挙確定によって外国人投資家の日本株買いの勢いが増し、再び日本株買い、円売りの流れが加速し始める可能性もくすぶり始めます。

17日の国内金価格は2.4%の大幅続伸で年初来高値を更新。4,670-80円あたりの上値目標水準をクリアして昨年5月31日以来、約1年半ぶりの高値水準へ。今朝時点で為替は円高方向へと調整気味、NY金は今のところは反応薄の状態ながらも先週末の大幅反発からの戻りも予想されることから、国内価格も若干の調整余地が見込まれる状況。ただし、いずれも不安定な状況にあり、乱高下気味の推移によって、4,700円台後半へと行き過ぎ状態が進む可能性も。

プラチナ価格も1.2%の大幅上昇。4,730-40円のサポートラインで足場を固めた形で、抵抗線となりかけていた4,770円台をようやく突破、上昇トレンド継続で上値目標4,830円近辺を目指す流れが再開。不安定な状態が上方向にブレると、さらに上値を伸ばす可能性も。ただし、円高に上値を押さえられて4,730-40円のサポートラインを下抜けた場合には下方リスクが急拡大し、4,600円台前半を目指す流れとなる可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格11/17とチャート

2014年11月17日(月)時点の相場
国内金:4,737 円 11/17(月) ▲111(2.40%)
国内プラチナ:4,806 円 11/17(月) ▲57(1.20%)
NY金:1,185.6 ドル 11/14(金) ▲24.1(2.07%)
NYプラチナ:1,213.1 ドル 11/14(金) ▲14.1(1.18%)
ドル円:116.30 円 11/14(金) ▲0.53(0.46%)
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