更新日：2017年04月25日(火)
米3月のシカゴ連銀全米活動指数は+0.08と低調。市場予想の+0.50を大きく下回り、+0.34から+0.27へと下方修正された2月からも低下、急失速。12月に2年1カ月ぶりの高水準となる+0.47まで上昇後は低迷状態が続きます。4つの構成指数では、生産・所得指数が+0.04の低水準での横ばい推移となり、雇用・労働時間は2月の+0.20から3月は+0.02へと大幅低下、個人消費・住宅は-0.06から-0.05へとわずかに上昇も2007年6月以降、9年10カ月連続のマイナス圏。売上・受注・在庫も+0.09から+0.07へと低水準でさらに鈍化。
プラス圏なら過去平均を上回る成長を、マイナス圏なら平均以下の成長を示すこの数値において、より実態に近いとされる3カ月平均は3月に+0.08。1年10カ月続いたマイナス圏から12月に抜け出して4カ月連続プラス圏を維持してはいるものの、2月の+0.16からは大きく失速した状態。
トレンドとしては、かろうじて上昇基調を維持している状況、といったところです。
しかし、1-3月期GDPの押し上げ要因としては非常に弱く、4月以降の結果次第では再びマイナス圏入りし、低下基調へのトレンド転換も警戒される状況です。
※参考：金プラチナ相場とドル円 NY市場4/24終値とチャート
25日の国内金価格は0.23％の反発。NY金の急落からの買い戻しに支えられ、ドル円の急騰からの反落で上値を押さえられ、値動きが限定される状態が継続。しかし、下値はコンスタントに切り上がり、ゆるやかな上昇トレンドも継続。今年高値圏再トライへの流れは続くものの、目先は4800円を割り込むようだとトレンドが変わり始める可能性もあり、その場合には3月安値圏4740円近辺が下値目安に。
プラチナ価格は0.54％の反落。NYプラチナの下げ幅拡大に連れ、上方向への加速の兆しも巻き戻されてレンジ縮小で三角保ち合い傾向に。NYプラチナ一段安なら下方ブレイクへの警戒感も高まり、3630円を割れると下落基調再開で昨年11月後半の水準3500円台前半が意識される。反発の展開で上方ブレイクなら上昇基調スタートで目標水準は3800円近辺まで。
※参考：金プラチナ国内価格4/25とチャート
2017年04月25日(火)時点の相場
国内金：4,828 円 4/25(火) ▲11(0.23％)
国内ﾌﾟﾗﾁﾅ：3,664 円 4/25(火) ▼20(0.54％)
NY金：1,277.5 ﾄﾞﾙ 4/24(月) ▼11.6(0.90％)
NYﾌﾟﾗﾁﾅ：960.2 ﾄﾞﾙ 4/24(月) ▼17.4(1.78％)
ﾄﾞﾙ円：109.76 円 4/24(月) ▲0.64(0.59％)
4/24(月)のその他主要マーケット指標
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