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2019年米貿易赤字は6年ぶりに縮小、輸出入も減少
更新日:2020年02月06日(木)
米貿易収支 2019年米商務省が発表した貿易統計で、2019年の年間輸出総額は2兆4997億6100万ドル、輸入総額は3兆1165億1700万ドル。貿易収支は6167億5500万ドルの赤字。

年間トータルでの米国の貿易赤字は2018年と比較して、-1.74%。貿易赤字が縮小したのは2013年(前年比-14.19%)以来、6年ぶり。
なお、米国の貿易収支は1976年以降は赤字が続きますが、それ以前では、確認可能なデータでは1970年から1960年までは連続黒字となっていました。
過去最大の赤字は2006年の7617億1600万ドル。2018年にはそれ以来、12年ぶりの大幅赤字となる6276億7900万ドルとなっていました。
輸出入はいずれも2018年が過去最高となり、輸出は2019年に前年比-0.06%、輸入は-0.4%といずれも3年ぶりに減少。

月次ベースでは、輸出が前月比+0.8%となって7カ月ぶり高水準へと増加。輸入も前月比+2.7%となり、7カ月ぶりの大幅増で3カ月ぶりの高水準。
貿易収支では488.8億ドルの赤字。前月比では+11.9%と1年ぶりの急拡大となり、3カ月ぶりの水準へと赤字幅も拡大。
また、依然として輸出の過去最大は2018年5月、輸入の過去最大は2018年10月。

2020年には、輸出入額の過去最大を更新できるか、そして年間でも前年比プラスへと再拡大できるか、注目されます。
少なくとも年前半の中国経済の落ち込みが予想される状況下では、米国が貿易拡大基調に戻せるかどうかが、世界経済の下支えには重要なポイントにもなりそうです。

NY金・日足チャート 2019/12/31 - 2/55日のNY金相場は+7.3ドル、0.47%高となって4日ぶりの反発。前日安値1550ドル台前半からの自律反発で時間外には1560ドル台後半まで戻りを試す展開に。欧州時間には新型コロナウイルスのワクチン開発に大きな進展、といった英国発、中国発などの報道を受けて株高と金利急騰、リスクオンの流れとなってNY金は1551ドルまで急反落。ただし、これがこの日の安値となってNY市場では1月ADP雇用の上振れ、ISM非製造業景況指数の好結果などでも下値は限定的となり、1560ドル付近での揉み合いに。短期下値目安1540ドル台には少し及ばず、1550ドルラインにサポートされる形で折り返し、短期調整局面も一服状態に。目先は20日移動平均線(1564.1)が抵抗線に切り替わらないうちに上抜けておきたいところ。あらためて1550ドル割れの場合には1600ドルトライ後の安値、ダブルトップのネックラインにも相当する1月14日安値1536.4ドル付近までが下値目安に。

NYプラチナ・日足チャート 2019/12/31 - 2/5NYプラチナは+21ドル、2.17%の大幅反発。2%超の上昇は1月17日(+23.6ドル、2.36%)以来、3週間ぶりで今年3番目の大幅高。株高の流れに追随する形となって時間外から急騰、NY朝には970ドルを超えてNY午後には980ドル超え、NY引け後には一時990ドル手前まで上昇。保ち合いレンジ上限980ドルをしっかりと超えたことで短期上値目標は1000ドルの大台再トライへ。ただし、20日移動平均線(990.9)にいったん上値を押さえられた格好にもなり、これが目先の攻防ポイントにも。なお、960ドルが当面のサポート水準となり、これを割り込んだ場合には12月保ち合い水準930ドル近辺までが下値目安に。

ドル円・日足チャート 2020/1/2 - 2/5ドル円は30銭、0.27%のドル高円安となって3日続伸。1月22日(109.85)以来、2週間ぶりの高値水準に。東京時間には前日高値109円50銭台で上値を押さえられ、109円30銭台まで軟調推移、欧州時間には新型コロナウイルスのワクチン報道を受けたリスク選好の流れが急進、円全面安の流れとなって109円70銭まで40銭ほどの急騰。NY時間には米1月ADP雇用者数が前月比+29.1万人と大幅上振れで4年8カ月ぶり高水準となり、ISM非製造業景況指数も予想を上回る55.5の好結果、ドル円は109円80銭台まで上昇。週後半も米指標の好結果が続くようなら、今年高値110円20銭台を短期上値目標としてドル高円安の流れ継続へ。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場2/5終値とチャート

6日の国内金価格は+36円、0.6%高で3日ぶりの反発。保ち合い下方ブレイクから、下値目安5920円前後までもう一段の下落余地もあった状態にもかかわらず、底堅さを見せて大幅に切り返して3日続落を回避。これで3日続落は昨年11月末以降、2ヵ月余りなし。保ち合い回帰の状態となり、21日移動平均線(5997)に再接近、すぐ上の9日移動平均線(6008)までが抵抗水準となるか、これらを上抜けて再び強気相場へと向かうのか、週末の雇用統計がそのきっかけにも。流れ的には下方向を警戒せざるを得ず、5950円台の安値を下回る展開となった場合には再度5920円前後までが下値目安に。

プラチナ価格は+89円、2.4%の大幅高で3日続伸。過去、比較的素通りしがちだった3700円から3800円までの真空地帯に侵入した翌日には3800円台も目前の水準へと急騰。1月16日と21日につけた今年高値3921円から2月3日の3674円まで、247円の急落幅の半値戻し(3798)付近にも到達。次なる節目は61.8%戻し(3827)にも相当する1月後半安値、22日の3827円。下方向には38.2%戻し(3768)から21日移動平均線(3776)辺り、3770円近辺がサポート候補にも。
※参考:金プラチナ国内価格2/6とチャート

2020年02月06日(木)時点の相場
国内金:5,995 円 2/6(木) ▲36(0.60%)
国内プラチナ:3,792 円 2/6(木) ▲89(2.40%)
NY金:1,562.8 ドル 2/5(水) ▲7.3(0.47%)
NYプラチナ:987.1 ドル 2/5(水) ▲21.0(2.17%)
ドル円:109.81 円 2/5(水) ▲0.30(0.27%)
→2/5(水)のその他主要マーケット指標

←独12月製造業受注指数、急低下で3年3ヵ月ぶりの節目100割れ 02/07(金)
→NY金は短期調整も、実質金利マイナス圏入りが下支え 02/05(水)
→ユーロ圏製造業PMI、2020年は全8カ国が上昇スタート 02/04(火)
→新型肺炎リスクに高値再トライ、金価格の急反落リスク 02/03(月)

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