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ミシガン大消費者信頼感指数1年ぶり高水準も13ヵ月連続前年割れ
更新日:2021年03月13日(土)
ミシガン大消費者信頼感指数 2021年3月速報ミシガン大消費者信頼感指数は3月速報値で83.0。市場予想を上回り、2月からは6.2ポイントの大幅上昇、昨年3月(89.1)以来1年ぶりの高水準。米国内での新型コロナ感染者数の減少とワクチン効果が消費センチメントを大きく押し上げたようです。
現況指数も91.5となって前月比+5.3の急騰でこれも1年ぶり高水準。期待指数も前月から6.8ポイントの急騰で77.5とやはり1年ぶり高水準。
今後の景気回復加速を示唆するような状況にはなりましたが、その水準は依然としてコロナ前を大きく下回り、前年比では-6.1ポイント。昨年3月から13ヵ月連続の前年割れとなっています。景気回復に向けては、もう少し時間が必要にもなりそうです。

1年先のインフレ期待は3.1%。2月の3.3%からは低下し、インフレ加速懸念は若干緩和された状況に。
なおこの日、米労働省が発表した生産者物価指数(PPI)は2月に前年比+2.79%となり、1月の+1.68%から急騰、続伸で2018年10月(+3.07)以来2年4ヵ月ぶりの高水準。
コアPPIも前年比+2.54%、続伸で1月の+2.03%からは急騰、これも2年1ヵ月ぶり高水準に。今週発表された消費者物価指数では、コアCPIが8ヵ月ぶり低水準となったのとは対象的な結果となりました。
インフレ加速懸念は、インフレ期待も含めて強弱混在、先行きには不透明感も漂う状況となっています。

また、米国内での楽観ムードとは対象的に、欧州などでは一部不穏な動きも報道されています。
欧州10カ国以上で安全上の懸念を理由にアストラゼネカのワクチン接種が中断され、イタリアでは感染再々拡大でまたもロックダウンとなるようです。
ワクチン効果拡大の流れにも、感染収束に向けた動向においても、まだまだ不透明感も漂います。

NY金・日足チャート 2021/2/5 - 3/1212日のNY金相場は-2.8ドル、0.16%の小幅安で4日ぶりの反落。1730ドル台の節目超えに失敗した前日の流れを受け継いで戻り売りの展開が時間外からNY朝まで継続。米長期金利上昇とドル高ユーロ安の流れに連れて1720ドル台から軟調推移、5日移動平均線(1711.8)を割れるとロンドン市場では1700ドルの大台割れを試す展開となり、NY朝にかけてはこの日の安値1696.6ドルまでの狭いレンジで揉み合い推移。米10年債利回りが1年1ヵ月ぶり高水準となる1.62%台まで水準を切り上げて上昇一服となり、ユーロドルの反発にも連れてNY市場では下げ渋りからの反発へ。NY午後には1720ドルを回復し、引け後には1720ドル台半ばへ、ほぼ下に行って来いの展開で下ヒゲ十字線を形成。短期的にはいったん底打ちして一定の戻りを形成してもおかしくはない状況ながら、FOMC前であることから次週半ばまでは動きにくい展開にも。FOMCでの見通し等が楽観方向に傾斜し過ぎなければ1730ドル台の節目との攻防へ、楽観ムード優勢となれば下値再トライへ。
週間ベースでは+21.3ドル、1.25%高となって4週ぶりの反発。1月半ば以来7週ぶりで今年2番めの上げ幅。

NYプラチナ・日足チャート 2021/2/5 - 3/12NYプラチナは-2.0ドル、0.17%安となって5日ぶりの小反落。金に連れて戻り売りからの下へ行って来い。1200ドル台で下げ渋る状態が崩れると欧州時間にかけての急落では1172ドルまで、30ドル超の下落。1180ドル台を中心に乱高下状態となって下げ渋った後、NY午後には1200ドルの大台を回復し、NY引け後には1210ドル手前まで上昇。5日移動平均線(1186.4)にもサポートされて下ヒゲ十字線で反発基調再開への可能性も示唆。1210ドル台の節目突破で1240ドル近辺までの上値再トライか、下値再トライかはFOMC後か。
週間では+72ドル、6.38%の大幅高で3週ぶりの反発。2月8日からの週(+126ドル、11.12%)に次いで今年2番めの急騰。

ドル円・日足チャート 2021/2/8 - 3/12ドル円は50銭のドル高円安、0.46%の続伸。終値での109円台は昨年6月5日(109.59)以来、9ヵ月ぶり。東京朝の108円50銭台がこの日の安値となって株高・円安のリスクオンで堅調推移、前日高値108円80銭付近ではいったん頭打ちも午後には5日移動平均線(108.69)にもサポートされる形で反発すると欧州時間には109円超え、一時109円10銭台まで上昇も9日高値109円20銭台は超えられず。NY市場にかけては株高の流れは続くも長期金利の上昇一服とドル高の巻き戻しの展開から、ドル円は109円をはさんでの小幅揉み合い推移。日足レベルでは109円のレジスタンスをわずかながらも上抜けた形となり、3月高値から年初安値の76.4%戻し109円50銭台を上値目標にもう一段上値を試す可能性。ただしあいにくFOMC前というタイミングの悪さも。タカ派姿勢が見られれば上値トライへ、ハト派維持なら今週109円台の高値を2度つけたダブルトップも意識されて調整の展開にも。ネックラインの108円30銭台がサポートとなり、これを割り込むようだとさらに80銭程度下げて107円台半ばまでが下値目安、という展開にも。
週間では+66銭、0.61%高で4週続伸。4週続伸は昨年5月から6月第1週まで以来、9ヵ月ぶり。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/12終値とチャート

2021年03月13日(土)時点の相場
国内金:6,573 円 3/12(金) ▲7(0.11%)
国内プラチナ:4,559 円 3/12(金) ▲52(1.15%)
NY金:1,719.8 ドル 3/12(金) ▼2.8(0.16%)
NYプラチナ:1,200.3 ドル 3/12(金) ▼2.0(0.17%)
ドル円:109.04 円 3/12(金) ▲0.50(0.46%)
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