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3月利上げ70%へ、2022年メインシナリオは3回から4回も
更新日:2022年01月11日(火)
CMEフェドウォッチ 2022年12月FOMCでのFF金利予想 2022/1/10CMEフェドウォッチで見る3月FOMCでの利上げ織り込み度は昨年末、12月に30%台に到達すると、12月FOMCを通過して40%台へ、年末には50%超え。年が明けて5日のFOMC議事要旨でタカ派姿勢が確認されると60%超へと急上昇。週末の雇用統計を経て70%近辺まで上昇してきました。

10日時点での2022年末の利上げ織り込み回数としては、年初にFOMCの議事要旨で急騰した4回が29.5%、3回が27.5%。合わせて57%、過半数超えとなり、2022年末までの利上げ回数メインシナリオとしては3-4回。今後のインフレ動向、FRB高官の発言など次第では4回がメインシナリオにも、という状況にも。

なお3番めには2回、ではなく、これを上抜けた5回が17.8%。4番めに2回で14.2%、5番めは6回で5.8%、6番めに1回で3.7%。
現状維持は今や0.4%。7回の利上げが0.9%となって据え置きを上回る状態に。

11日の米議会で行われるパウエルFRB議長の再指名承認公聴会の証言原稿では、「FRBは高インフレ定着を阻止する」という趣旨の発言もあり、タカ派傾斜の勢いが増す可能性も。さらにハト派のブレイナード理事も次期副議長としての公聴会発言でパウエル氏に同調する形でタカ派姿勢となれば、さらにタカ派ムードが強まることにも。
12日には米12月CPIの発表もあり、今回はまだインフレ高騰一服も予想されない状況。
2022年1回めのタカ派ピークにもなりかねない今週、3月利上げと年内利上げ回数予想も、乱高下の展開となるかもしれません。

NY金・日足チャート 2021/12/6 - 1/1010日のNY金相場は+1.4ドル、0.08%の小幅続伸。先週末水準1790ドル台半ばを中心に保ち合い推移で週明け時間外をスタート、ロンドン市場では先週末高値を超えて1800ドルを試す展開に。しかし大台超えでは上値も重く、NY市場では米10年債利回りが一時2年ぶり高値となる1.8%台へと上昇し、ドル高の勢いも強まった流れを受けて1790ドル近辺へと小幅に急反落。ただしこの流れも続かず、NY午後には巻き戻しの展開となって1800ドル再トライへ。この日の変動値幅は12.7ドルにとどまり、今年ここまでの平均22.1ドルの約半分となって今年最小。90日移動平均線(1792.6)にサポートされての反発も200日移動平均線(1799.7)との攻防状態に。今晩のパウエルFRB議長再任公聴会、12日の米CPIなどを経てタカ派傾斜が強まる可能性もあり、大台ラインが抵抗水準となるようだと下値トライへの動きとなりやすい状況にも。1780ドル台の下値サポートを割れると短期下値目安は1770ドル前後まで。

NYプラチナ・日足チャート 2021/12/6 - 1/10NYプラチナは-22.9ドル、2.39%安となって3営業日続落。12月21日(927.8)以来、3週間ぶりの安値。時間外は先週末水準950ドル台での小幅保ち合い推移、NY市場では金の下落局面に追随する形で950ドルの節目を割れると急落の展開へ。金の反発後も下げ止まらず、米株の軟調推移にも連れる形で一時920ドル割れ。NY午後には米株と金の反発基調に連れて930ドル台へ、NY引け後には940ドル台からさらにもう一段の回復をうかがう展開にも。短期的には950ドルの節目割れに伴う下値目安920ドル前後を達成しての急反発となり、下値トライは終えてしまった可能性も。目先、20日移動平均線(950.9)を回復できるかどうかが分岐点にも。

ドル円・日足チャート 2021/12/7 - 1/10ドル円は36銭のドル安円高、0.31%安となって4日続落。祝日の東京時間午前に115円60銭近辺から80銭台まで上昇し、午後は115円80銭近辺での小康状態。欧州時間からは株安・円高のリスク回避の流れが優勢となって軟調な展開へ。先週末安値115円50銭台を割れると115円10銭台へと一段安、NY市場での反発局面では115円50銭がレジスタンスに切り替わったような格好にもなり、115円付近まで戻り売り。115円割れをなんとか回避すると、NY終盤から今朝の東京市場にかけては115円20銭台から30銭台へと反発の兆しも。目先は115円台前半を中心に保ち合い形成の様相となりつつも3月利上げの可能性を推し計る状況にもなり、タカ派基調が強まれば116円台再トライへも。それほど強まらず調整継続となれば114円台半ば辺りまでがもう一段の下値目安にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/10終値とチャート

11日の国内金価格は+11円、0.15%高で3営業日ぶりの小反発。米金融政策のタカ派傾斜への警戒感が強まる状況下でもドル高の勢いは強まらず、米長期金利上昇も足下では一服となってNY金が下げ渋る状態となって下支え。イベント的には若干警戒感も高まる今週、強気のパーフェクトオーダーを形成する9日移動平均線(7259)、12月安値から1月高値までの38.2%戻し(7254)などが集中する7250円台が目先の下値サポート候補。これを下回るようだともう一段の調整で21日移動平均線(7175)、61.8%戻し(7170)などが次のサポート候補にも。

プラチナ価格は-73円、1.87%の続落。年明けと同時に上抜けた90日移動平均線(3915)を3日後に大きく下抜け。下げ止まって反発への兆しもあった90日線自体も上げ渋る状態にもなり、今後の重要なレジスタンス候補に。目先は21日移動平均線(3785)をゴールデンクロスした9日移動平均線(3839)にサポートされるかどうか。されない場合には21日線が重要なサポートに。
※参考:金プラチナ国内価格1/11とチャート

2022年01月11日(火)時点の相場
国内金:7,291 円 1/11(火) ▲11(0.15%)
国内プラチナ:3,841 円 1/11(火) ▼73(1.87%)
NY金:1,798.8 ドル 1/10(月) ▲1.4(0.08%)
NYプラチナ:933.6 ドル 1/10(月) ▼22.9(2.39%)
ドル円:115.20 円 1/10(月) ▼0.36(0.31%)
→1/10(月)のその他主要マーケット指標

←2021年に高騰し続けたインフレ期待も年末には一服 01/12(水)
→予想外に低調となった12月雇用統計、NFP以外の低迷指標 01/08(土)
→失業保険継続受給者数4週平均も100%回復まで10万人弱 01/07(金)
→予想の倍増、大幅上振れのADP雇用も回復率80%到達 01/06(木)

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