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NY連銀製造業景況指数1月はコロナ後最低へと急低下
更新日:2023年01月18日(水)
NY連銀製造業景況指数 2023年1月2023年スタート月のNY連銀製造業景況指数は予想外の急低下となり、コロナ後最低水準へと悪化。総合指数は市場予想の-8.6を下回り、12月の-11.2からさらに-21.7ポイントの急低下。直近6ヵ月は11月(4.5)を除いて全てマイナス圏推移となり、2020年5月(-48.5)以来、2年8ヵ月ぶりの低水準でコロナ後の最低を更新。
上下動を繰り返しながらも低下基調が続く6ヵ月移動平均でも-13.58となり、6ヵ月連続マイナス圏推移で2020年9月(-14.83)以来、2年4ヵ月ぶりの低水準。

構成指数では新規受注が-31.1でコロナ後最低。12月の-3.6から急低下で2020年5月(-42.4)以来、2年8ヵ月ぶりの低水準。出荷も-22.4へと急低下でコロナ後2番めの低水準。受注残は8ヵ月連続マイナス圏推移となって2年8ヵ月ぶり低水準。
仕入価格は33.0、販売価格は18.8へといずれも低下し、ほぼ2年ぶり低水準となってインフレ鈍化傾向は維持。
しかし雇用は2.8で12月の14.0から急低下。2020年9月(2.6)以来、2年4ヵ月ぶりの低水準。平均労働時間は-10.4でコロナ後2番めの低水準。雇用見通しも9.7へと急低下で2020年4月(5.2)以来、2年9ヵ月ぶり低水準、コロナ後最低へと落ち込み。
全体的な見通しを示す期待指数は6.3から8.0へと小幅上昇も、相対的には低水準での推移。

NY連銀管轄地区内での製造業セクタでは、受注関連が低調となって雇用も低迷状態が続き、今後の見通しも芳しくない状態が続きます。

NY金・日足チャート 2022/12/9 - 1/1717日のNY金相場は3連休前から-11.8ドル、0.61%安となって4営業日ぶりの反落。9ヵ月ぶり高値1931.8ドルまで上昇した週明け時間外からゆるやかな調整。16日時間外の高値は1920ドル近辺、ロンドン市場では1910ドル割れ。ややドル安局面となったNY朝には1920ドル手前まで反発もNY午後には再び1910ドル近辺へ。月末FOMCでの0.25%利上げを90%以上織り込み、1900ドル超を維持して高値保ち合いの様相で1月後半へ。リセッション懸念や早期利上げ打ち止め観測などが今後の下値サポート要因となり、短期的には1920ドル台の節目を上抜けると1940ドル台辺りまでの上値余地拡大も。

NYプラチナ・日足チャート 2022/12/9 - 1/17NYプラチナは-25.6ドル、2.39%の続落。横ばい推移を挟むと5日続落で12月28日(1020.2)以来、3週間ぶりの安値。週明け時間外の高値1080ドル台から軟調推移、17日のロンドン市場では1060ドル台の節目との攻防となり、NY午後にこれを下抜けると1040ドル台半ばまで急落。下値目安1040ドル程度にほぼ到達した状態でNY引け後には下げ渋り。下抜けたばかりの20日移動平均線(1052.5)が上昇基調を維持している間に上抜けできれば、高値保ち合い形成へも。できない状態が続けば徐々にもう一段の下値警戒感も、1000ドルの大台付近が意識される可能性も。

ドル円・日足チャート 2022/12/14 - 1/17ドル円は33銭のドル安円高、0.26%の反落。週明けからの買い戻しの流れが続いた東京市場では129円10銭台まで上昇、しかし欧州時間まで129円台を何度も試しながら上値を押さえられ続けるとNY時間には128円付近まで反落。1月のNY連銀製造業景況指数が大幅悪化した場面では一時128円割れも、この水準では底堅さも見られ、128円40銭台まで反発。今朝の東京市場でも128円台前半から後半へ、一時129円トライへと買い戻しの動きが優勢に。ただし想定外の日銀政策追加修正などへの急反落警戒感も。127円80銭の節目を割れると126円前後までの一段安も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/17終値とチャート

18日の国内金価格は-50円、0.58%安で3日ぶりの反落。右肩上がりの9日移動平均線(8631)を下抜けてパーフェクトオーダー崩れ。8590円の下値サポート割れこそ回避したものの、高値保ち合いでの上値を切り下げる形となり、日銀への警戒感とともに失速感も。8590円割れなら8530円程度までを下値目安に一段安、勢い余れば8500円割れへの警戒感も。巻き戻しの展開となって8660円超へと反発できれば上値トライ再開、8730円程度までが上値目標に。

プラチナ価格は-111円、2.33%の反落。12月安値(4552)から1月高値(4959)までの半値戻し(4756)達成で下げ止まり切れず、一服をはさんでの一段安。4750円の節目割れに伴う短期下値目安4700円近辺、61.8%戻し(4707)も突き抜けて76.4%戻し(4648)付近まで到達。短中期的には11月高値起点の抵抗線を上抜けての急騰からの巻き戻しで抵抗線内に回帰、中期的には昨年3月高値起点の抵抗線付近まで回帰した状態となり、元サヤに落ち着こうかという状況にも。
※参考:金プラチナ国内価格1/18とチャート

2023年01月18日(水)時点の相場
国内金:8,606 円 1/18(水) ▼50(0.58%)
国内プラチナ:4,655 円 1/18(水) ▼111(2.33%)
NY金:1,909.9 ドル 1/17(火) ▼11.8(0.61%)
NYプラチナ:1,046.9 ドル 1/17(火) ▼25.6(2.39%)
ドル円:128.17 円 1/17(火) ▼0.33(0.26%)
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