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★金プラチナ短期相場観★

過去最低からの回復基調続く、米欧消費者信頼感指数
更新日:2023年01月24日(火)
消費者信頼感指数 ユーロ圏×米国 2023年1月欧州委員会が発表したユーロ圏の1月消費者信頼感指数は-20.9。市場予想の-20.0を下回るも12月の-22.2からは上昇。2022年9月に-28.7の過去最低で底打ち、その後は4ヵ月続伸となって2022年2月(-9.7)以来、11ヵ月ぶりの高水準。
米国ではミシガン大消費者信頼感指数が2022年6月に50.0の過去最低で底打ち。1月速報値では64.6まで上昇、昨年4月(65.2)以来、9ヵ月ぶり高水準。
米欧ともに消費センチメントは過去最低水準からの回復基調が進行中。

米国のリセッション懸念も緩和傾向との見方が優勢となり、ユーロ圏でも記録的暖冬によってエネルギー問題も緩和され、リセッションは回避へとの見方も台頭しつつある状況を裏付けるように、消費者信頼感指数の反発局面が続いています。
ただし、ユーロ圏の消費者信頼感指数の過去平均-11.4との乖離はまだ大きく、米ミシガン大消費者信頼感指数の過去平均は84.23。こちらもまだ、大きく下方乖離の状態。
PMIなどの指標は米欧ともに節目の50割れで低迷している状態が続き、それでもユーロ圏は50割れでも反発の兆しもあるものの、米国では底打ちもまだ。
米欧ともに利上げフェーズの動向とともに景気減速の動向にも不透明感は残り、消費者信頼感指数の長期平均回復までの道のりも、長引くことになるかもしれません。

NY金・日足チャート 2022/12/15 - 1/2323日のNY金相場はわずかに+0.4ドル、0.02%の小幅高となって3日続伸。昨年4月22日(1934.3)以来、9ヵ月ぶり高値圏でほぼ横ばい推移。週明け時間外序盤には1936.7ドルまで上昇も、3日連続1930ドル台後半の高値をつけて失速。ドル高の流れに押されてロンドン・NY市場にかけては1920ドル台での揉み合い、NY午後には一時1910ドル台前半まで下げながらも反発するとNY引け後には1930ドル台を回復。NY終値では3日連続1920ドル台を維持し、短期上値目標1940ドル近辺到達後の調整もほどほどに高止まり状態に。次週FOMCでの0.25%利上げを織り込みながら、週後半の米GDP、PCEインフレなどの結果次第では上下に振れる展開にも。下値サポートは1900ドル、割れると1880ドル程度までの一段安へ。上方向へは1970ドル近辺までは勢いで上昇余地も。

NYプラチナ・日足チャート 2022/12/15 - 1/23NYプラチナは+8.5ドル、0.81%の続伸。下げ止まりの可能性を示唆した先週末の勢いも週明け時間外には1050ドル台でいったん頭打ち、小幅揉み合い状態からロンドン・NY朝にかけては軟調推移となって一時1040ドル割れ。しかしNY午後にかけての反発局面では1050ドル台を回復。ただし先週末高値(1060.4)を超えられず、右肩上がりの20日移動平均線(1061.8)にも上値を押さえられる格好にも。20日線との攻防が地合い回復に向けてのポイントに。1040ドルの下値サポートを維持できなくなれば1020ドル程度までの一段安へ。

ドル円・日足チャート 2022/12/20 - 1/23ドル円は111銭のドル高円安、0.86%の続伸で1月11日(132.52)以来、10日ぶりに130円台を回復。週明け東京朝はやや軟調推移となり129円50銭台から129円付近まで下落も、129円割れを回避して反発すると日銀の共通担保資金供給オペをきっかけに円安優勢の展開となり、東京市場終了とともに130円台を回復。欧州時間には129円60銭台までの押し目挟み、NY朝にかけては米10年債利回り上昇に連れたドル高の流れにもサポートされて130円80銭台まで上昇。しかし右肩下がりの20日移動平均線(131.00)手前では失速。11月以降抵抗線となってきた20日線が目先の攻防ラインとなり、突破できるようならもう一段の反発局面継続へ、132円半ばの節目を目指す流れにも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/23終値とチャート

24日の国内金価格は+81円、0.93%高で4日続伸。直近7日のうち6日上昇し、3営業日連続今年高値を更新して昨年6月13日(8859)以来、7ヵ月ぶり高値圏での一段高。パーフェクトオーダー再構成後の勢いが続いての一段高トライとなって行き過ぎの目安8800円の大台に到達、過去5番めの高値水準に。適度に過熱感も高まり、NY金の高値圏での頭打ちとドル円の反発局面一服の可能性、日柄的にもイベント的にも上値トライ一服にも。

プラチナ価格は+62円、1.32%の続伸。上昇軌道の90日移動平均線(4693)を上抜けての下げ止まりと中期上昇トレンド維持への勢いのまま一段高、9日線(4740)と21日線(4757)もまとめて上抜け。しかし節目の4770円を超えられず、抵抗水準突破にはいったん失敗。仕切り直しとなって多少の調整を余儀なくされる可能性も高まる状況下で、一段高へと向かえば4830円程度まで上値を伸ばす可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格1/24とチャート

2023年01月24日(火)時点の相場
国内金:8,837 円 1/24(火) ▲81(0.93%)
国内プラチナ:4,767 円 1/24(火) ▲62(1.32%)
NY金:1,928.6 ドル 1/23(月) ▲0.4(0.02%)
NYプラチナ:1,056.3 ドル 1/23(月) ▲8.5(0.81%)
ドル円:130.69 円 1/23(月) ▲1.11(0.86%)
→1/23(月)のその他主要マーケット指標

←1月総合PMI、ユーロ圏7ヵ月ぶり拡大基調へ、米国は縮小継続 01/25(水)
→今年高値更新の国内金、今年安値から反発のプラチナ 01/23(月)
→中古住宅販売は減少継続、賃金上昇率が住宅価格上昇率を逆転 01/21(土)
→フィラデルフィア連銀製造業は予想上回るも5ヵ月連続マイナス圏 01/20(金)

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