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マイナス成長でもGDP世界3位浮上のドイツ、景気回復期待も上昇
更新日:2024年01月17日(水)
ドイツZEW景況感指数 2024年1月2023年通年での経済成長率が前年比-0.3%となり、コロナ禍の2020年(-3.8)以来、3年ぶりのマイナス成長となったドイツ。それでも米ドル換算で約4.5兆ドルと見込まれるGDP規模では日本を上回る可能性が高まり、世界第3位に浮上する見込みに。
また、ドイツの第4四半期GDPも前期比-0.3%とマイナス成長となったものの、第3四半期がゼロ成長へと上方改定されたことにより、2四半期連続のマイナス成長でのリセッション入りを回避。

この日発表された1月のZEW景況感指数では、現況指数が-77.3となって12月の-77.1からわずかに低下。3年2ヵ月ぶり低水準となった10月の-79.9で底打ち(見込み)後は、ほぼ同水準での低迷状態が続いて反発し切れない状態。ZEWでの現状の景況感としては、コロナショック時に迫る低水準での低迷状態が続きます。
それでもFRBの今年半ばにも利下げが見込まれ、ECBも今年前半の利下げが予想される状況なども好感され、期待指数は15.2となって6ヵ月連続上昇で2月(28.1)以来11ヵ月ぶりの高水準。
ドイツ経済の現状はまだまだ低迷状態から抜け出せないものの、他力本願や多少の幸運でマシに見えたり、悪化する現状からの退避願望などから景気回復への期待感も高まる状況にあるようです。

NY金・日足チャート 2023/12/8 - 1/1616日のNY金は連休前から-21.4ドル、1.04%の反落。週明け時間外には2050ドルの節目超を維持して上値トライ、一時2060ドル台へと上昇も上値は重く、16日アジア時間には2050ドル近辺へと軟調推移。ロンドン市場ではドル高の流れに押されて2050ドル割れ、NY朝には2040ドル割れへと一段安。米1月NY連銀製造業景況指数の大幅悪化を受けて2040ドル台後半へと反発も、NY午後にはウォラーFRBの理事の「利下げは秩序立った慎重なペースで進めるべき」発言を受けて戻り売り、安値では一時2030ドル割れへ。結果的に2050ドルの節目上抜けに失敗し、2010ドル台までの保ち合いレンジ内に押し戻された格好。2010ドル台を維持できない場合には下値トライへの勢いが強まって12月安値(1987.9)更新トライ、1970ドル近辺までが下値目安に。2050ドル超へと切り返すことができれば上値トライ再開、終値ベースでの最高値更新、2100ドル近辺を目指す流れとなる可能性も。

NYプラチナ・日足チャート 2023/12/8 - 1/16NYプラチナは-16.7ドル、1.81%の反落。週明け時間外には920ドル台半ばまで上昇して失速、16日アジア時間から徐々に軟調推移となってロンドン・NY市場では910ドル近辺へ。NY午後には金の一段安に連れて910ドル割れ、安値では900ドルの大台割れをなんとか回避して下げ渋り。900ドルの大台でサポートされない場合には、11月安値(843.1)と12月高値(1031.0)の76.4%戻し(887.4)から12月安値(890.0)近辺が下値サポート候補に。

ドル円・日足チャート 2023/12/12 - 1/16ドル円は141銭のドル高円安、0.97%の続伸で12月6日(147.33)以来、6週間ぶりの高値。東京朝に145円50銭台の安値をつけて堅調推移、145円80銭の節目との攻防から抜け出すと東京市場終了時には146円20銭台まで上昇。欧州時間に今年高値を更新すると145円80銭の節目上抜けに伴う短期上値目標146円台後半に到達、146円70銭台まで上昇後にはNY連銀製造業景況指数の大幅下振れを受けて146円20銭台まで急反落。自律反発後も146円70銭台までで一服の兆しもNY午後にはウォラーFRB理事のタカ派発言を受けて米10年債利回り急上昇にも連れ、147円台へと一段高。高値では147円30銭台まで上昇し、今朝の東京市場では一時147円半ばへと上値トライ継続の様相にも。11月高値(151.91)から12月安値(140.26)の61.8%戻し(147.46)を達成し、一服感も生じやすいところ。それでも引き続き米指標やFRB高官発言などをトリガに一段高へと向かえば76.4%戻し(149.16)が次の節目。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/16終値とチャート

17日の国内金価格は-8円、0.08%の小幅安で3日ぶりの反落。12月最高値(10819)から12月安値(10115)の半値戻し(10467)達成後の一服状態となり、三尊天井形成リスクもチラつく次の節目61.8%戻し(10550)トライに向けては21日移動平均線(10298)も上昇し始め、この上で推移する9日移動平均線(10404)にサポートされる構図で高値圏再トライに向けて徐々に勢いを増す状況にも。

プラチナ価格は-10円、0.22%の反落。中期三角保合い下限ライン付近、4600円前後からの反発も勢いに乏しく、限定的に。中期的な戻り目安となりうる中期三角保合い半ば、8月安値(4461)から8月高値(4965)の半値戻し(4713)から21-90日移動平均線(4720-14)近辺を9日移動平均線(4701)が下抜け、徐々に下押し圧力が強まる構図にも。中期トレンド維持に向けては9日線の早期上抜けがポイントにも。4600円の大台割れなら4550円程度までが短期下値目安。
※参考:金プラチナ国内価格1/17とチャート

2024年01月17日(水)時点の相場
国内金:10,510 円 1/17(水) ▼8(0.08%)
国内プラチナ:4,616 円 1/17(水) ▼10(0.22%)
NY金:2,030.2 ドル 1/16(火) ▼21.4(1.04%)
NYプラチナ:904.4 ドル 1/16(火) ▼16.7(1.81%)
ドル円:147.19 円 1/16(火) ▲1.41(0.97%)
→1/16(火)のその他主要マーケット指標

←小売売上高は上振れ、米消費堅調で利下げ観測後退 01/18(木)
→米賃金上昇率は下げ渋り、中央値は横ばい推移で下げ止まり 01/16(火)
→早期利下げ観測再燃とドル円下げ渋りで国内金も高止まり 01/15(月)
→米12月PPIは下振れ、インフレ鈍化を好感してドル売り金買い 01/13(土)

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