2400ドルと154円台の攻防続く4月末、国内金は13000円トライ
更新日:2024年04月22日(月)
2400ドルを挟んでやや乱高下気味に上下動が続くNY金、154円台での推移が1週間続くドル円、両方にサポートされながら、ともにやや伸び悩み状態にも入りつつある4月末、国内金価格も13000円の大台トライに向けて足踏み状態。
週末にはPCEと日銀会合を控え、インフレ高止まり懸念が強まる米FRBに対し、利上げには慎重姿勢が予想される日銀、という構図。波乱の展開はまだしばらくは想定し難い状況のうようにも。
週明け時間外のNY金は2400ドルの大台を割れて2390ドル近辺へと軟調スタート。ドル円は154円70銭台の高値トライも154円50銭台へと押し戻され、先週から続く154円60銭近辺での膠着状態。
22日の国内金価格は先週末から+60円、0.46%の続伸。17日の12990円をわずかに6円上回って3営業日ぶり、今年23回めの過去最高値更新。週末の+58円に続き、2日連続で今年の平均騰落値幅62円にほぼ相当する上昇幅。引き続き今年の平均並みに上昇すると13058円、13000円大台への抵抗感がなければ13050円近辺までが次の上値目安、これをクリアすると13100円付近までが短期上値目標に。13000円の大台に跳ね返されるうようなら12930円程度までが反落目安、12870円が当面の下値サポート、これを割れると12800円近辺までの調整へ。
一目均衡表では三役好転の強気相場が状態化。直近のサポートとなる転換線は12787円、その下には12月安値(10115)から4月最高値(12996)の23.6%戻し(12316)など。3月からの急騰局面で形成する上昇チャネルの下限ラインは目先、12800円台へと上昇。NY金が2450ドル近辺へ最高値再トライとなった場合には13300円超へと一段高となる可能性も。
時間外のNYプラチナは週末の水準940ドル台前半を維持して小幅揉み合い推移。
国内プラチナ価格は+2円、0.04%高で4日ぶりの小反発。5180円の節目割れに伴う短期下値目安5120円近辺到達後も一段安となり、次の節目となる5120円近辺下抜けに伴う次の下値目安5000円の大台近辺を目指す流れのなかでの一服。もう少しの下げ余地も。
金との価格差は7959円へと急拡大、5日連続で過去最大を更新。
一目均衡表では転換線(5194)を下抜けて三役好転崩れ。基準線(4985)は、2月安値(4584)から4月高値(5233)の38.2%戻し(4985)と一致、当面の重要なサポートに。これを維持できれば、3月以降の上昇チャネル継続へ、中期三角保合い上方ブレイク後の流れを維持する展開にも。
※参考:
金プラチナ国内価格4/22とチャート
2024年04月22日(月)時点の相場
国内金:12,996 円 4/22(月)
▲60(
0.46%)
国内プラチナ:5,037 円 4/22(月)
▲2(
0.04%)
NY金:2,413.8 ドル 4/19(金)
▲15.8(
0.66%)
NYプラチナ:943.8 ドル 4/19(金)
▼10.7(
1.12%)
ドル円:154.64 円 4/19(金) +-0.00(0.00%)
4/19(金)のその他主要マーケット指標
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