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★金プラチナ短期相場観★

インフレ期待低下継続でミシガン大消費者信頼感指数も続伸
更新日:2024年09月14日(土)
ミシガン大消費者信頼感指数 2024年9月ミシガン大消費者信頼感指数は9月速報値で69.0。市場予想の68.4を上回り、8月(67.9)からは1.1ポイント上昇。8ヵ月ぶり低水準となった7月の66.4からは続伸となり、4ヵ月ぶりの高水準。
現況指数は62.9。1年8ヵ月ぶり低水準となった8月の61.3から1.6ポイント上昇し、3ヵ月ぶりの高水準。
期待指数は73.0。8月から+0.9で続伸、5ヵ月ぶりの高水準。
インフレ期待は1年先が2.7%。市場予想どおりで8月の2.8%を下回り、4ヵ月連続の低下で2020年12月(2.5)以来、3年9ヵ月ぶりの低水準。コロナ前の2年間の水準2.3-3.0%の範囲内での推移が継続。
5年先は3.1%で8月までの5ヵ月連続3.0%から上昇、10ヵ月ぶりの高水準。こちらは依然としてコロナ前の2年間の水準2.2-2.6%を上回る状態が継続。
消費者が感じる価格の上昇により、耐久財の購入環境が改善したことが消費センチメント改善の主因となり、労働市場の見通しが若干弱まったにもかかわらず、個人財務と経済の1年先への期待も改善。
消費者信頼感指数は下値を切り上げる形で回復基調が続く一方で、大統領選が目先の不確実要因となって消費者の警戒要因にも。

1時間半前に発表された輸入物価指数も予想を下回り、ミシガン大の1年先インフレ期待も合わせて目先のインフレ低下見通しをサポートし、消費センチメントも回復傾向を維持したことが次週9月FOMCでの0.5%利下げ観測再燃をサポート。
大幅利下げ観測再燃はNY金の一段高もサポート。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年9月13日13日のNY金は+30.1ドル、1.17%の大幅続伸で2日連続、今年34回めの過去最高値更新。前日の急騰の勢いを持続、時間外序盤の2580ドル台半ばが安値となってアジア時間に2590ドル台、ロンドン・NY朝には2600ドルの大台との攻防へ。8月の輸入物価指数が予想外に低下したこともきっかけとなって大台を突破すると一段高、NY午後につけた最高値は2610ドル台半ば。NY引け後にも2600ドルの大台を維持。大幅利下げ観測再燃にサポートされ、2550ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標2600ドルの大台近辺にしっかり到達。短期的には一服感、当面の下値サポート候補としては7月末安値(2351.9)から最高値(2614.6)までの23.6%戻し(2552.6)、上抜けた高値保ち合い上限、2550ドル近辺。
週間ベースでは+86.1ドル、3.41%高で3週ぶりの反発。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2024年9月13日NYプラチナは+24.6ドル、2.5%高で3日続伸。7月17日(1008.1)以来、2ヵ月ぶりの高値。アジア時間には980ドル台半ばの安値から990ドル近辺へと小幅に水準を切り上げて保ち合い推移、ロンドン・NY朝には一段高トライへ。NY金が2600ドル台へと水準を切り上げた流れに追随し、1000ドルの大台を回復すると高値では1010ドル手前でやや頭打ち。NY引け後には1000ドルの大台ライン近辺へ。940ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標960ドル付近到達後、NY金一段高の連れ高目安980ドル台にも到達し、さらなる行き過ぎ警戒水準990ドル台にも到達。勢い余って大台超え。1ヵ月半ぶりに上抜けた90日移動平均線(985.1)がレジスタンスからサポートに切り替わるかどうかが目先のポイントに。
週間ベースでは+88.1ドル、9.59%の大幅高で3週ぶりの反発。2021年2月8日からの週(+126.0ドル、11.12%)以来、3年7ヵ月ぶりの急騰。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2024年9月13日ドル円は-92銭、0.65%安で4日続落。昨年7月27日(139.55)以来、1年1ヵ月半ぶりの安値。東京朝の141円80銭台が高値となり、日経平均の下落に連れて軟調推移。午後には141円ラインを挟んでの売り買い交錯、欧州時間には140円台へと水準を切り下げる展開に。NY市場では輸入物価インフレ低下や9月の0.50%利下げ観測再燃などが重石となって140円30銭近辺まで下落。140円ライン手前で下げ渋るとNY午後には141円付近へと反発、ただし141円ラインには抵抗感も。142円の節目割れに伴う短期下値目安、2023年1月安値(127.21)から今年7月高値(161.95)の61.8%戻し(140.48)近辺に到達した状態でFOMCへ。0.50%利下げを十分に織り込んだかどうかが目先のポイントに。織り込み不十分で0.50%利下げ敢行なら140円割れへ、逆に織り込み済で0.25%利下げなら反発へ。
週間ベースでは-1.43円、1.00%の続落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/13終値とチャート

2024年09月14日(土)時点の相場
国内金:12,705 円 9/13(金) ▲90(0.71%)
国内プラチナ:4,848 円 9/13(金) ▲89(1.87%)
NY金:2,610.7 ドル 9/13(金) ▲30.1(1.17%)
NYプラチナ:1,006.8 ドル 9/13(金) ▲24.6(2.50%)
ドル円:140.88 円 9/13(金) ▼0.92(0.65%)
→9/13(金)のその他主要マーケット指標

←NY連銀製造業景況指数、9月は予想外の急回復でドルも急回復 09/17(火)
→生産者物価PPIも8月総合指数は急低下、コアPPIは下げ渋り 09/13(金)
→エネルギー価格急落で8月CPIは急低下、コアCPIは下げ渋り 09/12(木)
→世界のプラチナ需給 2024年第2四半期 09/11(水)

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