ミシガン大11月速報、インフレ期待低下で消費マインド改善続く
更新日:2024年11月09日(土)
ミシガン大消費者信頼感指数、11月速報値は73.0。市場予想の71.0を上回り、10月からも+2.5。4ヵ月続伸となり、4月(77.2)以来、7ヵ月ぶりの高水準。
長期平均83.12にはまだ届かないものの、2022年5月(50.0)の大底からは着実に下値を切り上げる上昇トレンドを形成。
現況指数は64.4。4ヵ月ぶり高水準となった前月から-0.5。8月(61.3)で底打ち後の反発も伸び悩み。
期待指数は78.5。前月から+4.4の急反発で2021年7月(79.0)以来、3年4ヵ月ぶりの高水準。
1年先インフレ期待は2.6。2020年12月(2.5)以来、3年11ヵ月ぶりの低水準。5月の3.3でピークアウト後の6ヵ月間では、10月の横ばい推移を除くと5ヵ月で低下。
パンデミック前の2年間の2.3%から3.0%の範囲内で低下基調が継続。
インフレ期待の低下基調継続に連れ、消費マインドの改善、回復基調も継続中。
なお、今回の調査は大統領選前に終了しており、大統領選の結果を受けて11月確報値以降、この指数は一段と改善するはず?
8日のNY金は-11.0ドル、0.41%の反落。アジア時間序盤の2710ドル台後半が高値となり、前日高値付近で失速して戻り売り、2700ドル割れへと水準を切り下げるもロンドン市場では2690ドル近辺で下げ渋り。米10年債利回りが低下したNY午前には2710ドルまで反発、しかしドル高局面となったNY午後には2690ドル付近へと失速。2710ドルが目先の上限となり、これをしっかり超えることができればもう一段の反発へ、20日移動平均線(2730.7)近辺、2730ドル近辺までが短期上値目標に。下方向へは2670ドルの下値サポートを割れるようなら2650ドル近辺までの一段安も。
週間ベースでは-54.4ドル、1.98%の続落。5月20日からの週(-82.9ドル、3.43%)以来、半年ぶりで今年3番めの急落。
NYプラチナは-20.6ドル、2.06%の反落で10月10日(976.2)以来、1ヵ月ぶりの安値。アジア時間序盤には前日高値を上回るも1010ドルには少し届かず。3日連続1010ドル手前、6日連続1010ドル前後で上値を押さえられる形となって失速すると早々に大台を割り込んで軟調推移。ロンドン・NY朝には990ドルを挟んでの保ち合いを経てNY午後にかけては金の反落局面にも連れて980ドル割れへと一段安。安値では6日安値(971.8)を下回らず、970ドル台前半で下げ渋ったものの、990ドルの節目割れに伴う短期下値目安960ドル近辺まで、もう少しの下げ余地も。
週間ベースでは-24.4ドル、2.43%の続落。52週移動平均線(963.9)がサポート候補。
ドル円は-31銭、0.2%の続落。東京朝には152円80銭近辺から反発も、153円30銭台の高値をつけて失速。午後には152円半ばへと反落、欧州時間には152円10銭台の安値で下げ渋り。NY朝にかけて152円台半ばを回復すると、ミシガン大消費者信頼感指数の11月速報が予想を上回る好結果となったタイミングでは152円80銭台まで上昇。NY午後には152円半ばから80銭までのレンジで揉み合いに。次回12月FOMCでは追加0.25%利下げが優勢ながら、据え置き予想も徐々に増加しつつあり、次週のCPI結果が方向感を大きく左右。200日移動平均線(151.69)から151円60銭のサポートを割り込むようなら調整局面拡大へ、149円付近を目指す流れへ。154円70銭超へ、高値更新となれば一段高トライへ、156円台後半が短期上値目標に。
週間ベースでは-36銭、0.24%安で6週ぶりの反落。
※参考:
金プラチナ相場とドル円 NY市場11/8終値とチャート
2024年11月09日(土)時点の相場
国内金:14,599 円 11/8(金)
▲114(
0.79%)
国内プラチナ:5,318 円 11/8(金)
▲2(
0.04%)
NY金:2,694.8 ドル 11/8(金)
▼11.0(
0.41%)
NYプラチナ:978.5 ドル 11/8(金)
▼20.6(
2.06%)
ドル円:152.62 円 11/8(金)
▼0.31(
0.20%)
11/8(金)のその他主要マーケット指標
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