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ドイツ10月貿易黒字は急縮小、輸出は2年7ヵ月ぶり低水準
更新日:2024年12月14日(土)
ドイツ貿易収支 2024年10月輸出急減で輸出大国ドイツの貿易黒字は急縮小。
ドイツ連邦統計庁が発表した10月の貿易収支は134億ユーロの黒字。市場予想の157億ユーロを大幅に下回る低調な結果。
134億ユーロは1年11ヵ月ぶりの低水準。前月からは-20.7%で2ヵ月連続20%超の大幅縮小、20%超の縮小は2022年8月以来、2年超ぶり。前年比では-29.1%で2年ぶりの大幅縮小。
過去最大の黒字幅となった今年1月(249億ユーロ)からは46.2%の大幅縮小。ほぼ半減。
10月の輸入は1112億ユーロ。前月からは-0.1%の小幅減、前年比では1.7%増。今年最少となった5月の1069億ユーロを上回り、今年最大となった4月の1127億ユーロは下回る水準。
過去最大となった2022年8月(1350)からは17.63%の大幅減。
10月の輸出は1246億ユーロ。前月から-2.8%、2ヵ月連続減で2年7ヵ月ぶりの低水準。前年比でも-2.8%、6ヵ月連続の前年割れ。
過去最大となった2022年10月(1381)からは9.78%の減少。

最大の輸出先、EU向けの輸出は689億ユーロ(シェア55.3%)で前月比-0.7%減。2番めの輸出先、米国向けは122億ユーロ(シェア9.8%)で-14.2%の大幅減、3番めの中国へは69億ユーロ(シェア5.5%)で-3.8%。
トランプ関税に低調な中国経済などを踏まえると、来年に向けての見通しも厳しそうです。
ドイツ連邦銀行はこの日、今年のドイツ経済が2年連続マイナス成長との見通しを示し、米国との貿易摩擦によって景気回復の鈍化を予想。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年12月13日13日のNY金は-33.6ドル、1.24%の大幅続落で6日(2659.6)以来、1週間ぶりの安値。アジア時間に2700ドル台から2710ドル台半ばまで上昇したのが高値となって戻り売り。ロンドン序盤にかけて2700ドルを割れると前日安値も下回り、NY市場では米10年債利回り上昇にも連れる形で2680ドル割れへと軟調推移、NY引け後には2670ドル割れへと一段安。週前半の3日合計100ドル弱の急騰に対して週後半の2日でその8割超を巻き戻す形となり、週レベルで上に行って来い。それでも反発局面にある20日移動平均線(2664.8)に下値を支えられ、11月安値からは下値も上値も切り上げる上昇トレンドを維持。20日線を割れるとこれが崩れ、2640ドル台の節目を割り込むようだと一段安トライへ、短期下値目安は2600ドル前後まで。
週間ベースでは+16.2ドル、0.61%高で3週ぶりの反発。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2024年12月13日NYプラチナは-16.4ドル、1.74%の続落で9月6日(918.7)以来、3ヵ月ぶりの安値。アジア時間には940ドル付近で小康状態となって下げ渋り、ロンドン市場から振幅幅を拡大すると930ドル台から940ドル台半ばまで上昇。前日まで上値を押さえられ続けた20日移動平均線(951.4)にこの日はかすりもせずに失速、NY市場では戻り売りの流れが急加速、930ドルの節目を割れると920ドル近辺まで一段安。ただしNY引け後には920ドル台後半へと反発。週明けに930ドル台へと戻しての推移が続くようなら、一時的な下振れで960ドルまでのレンジでの保ち合い継続へ。そうでなければ900ドルの大台近辺までを目安に下値トライへ。
週間ベースでは-9.5ドル、1.02%安で3週続落。水平状態の52週移動平均線(965.6)もレジスタンスに。

USDJPY・日足+200日移動平均線 2024年12月13日ドル円は+102銭、0.67%高で5日続伸。11月25日(154.22)以来、3週間ぶりの高値。5日続伸は6月以来、半年ぶりで今年4度め。東京朝の152円40銭台が安値となって堅調推移。次週日銀会合での利上げ見送り優勢との思惑も背景に午前中には152円90銭台、午後には153円台へと上昇。東京市場終了後には152円60銭台までの下押し後に押し目買い、欧州時間には153円60銭台。NY午後には153円80銭近辺まで上昇。次週FOMCでの追加0.25%利下げをほぼ織り込み、今後の利下げ見通しについてはタカ派的な思惑が優勢となる状況に下支えされる格好にも。水準的には11月高値(156.75)から12月安値(148.65)の61.8%戻し(153.66)を達成して一服感も。
週間ベースでは+3.63円、2.42%の続伸。10週ぶりで今年3番めの大幅高。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/13終値とチャート

2024年12月14日(土)時点の相場
国内金:14,408 円 12/13(金) ▼141(0.97%)
国内プラチナ:4,928 円 12/13(金) ▼70(1.40%)
NY金:2,675.8 ドル 12/13(金) ▼33.6(1.24%)
NYプラチナ:924.3 ドル 12/13(金) ▼16.4(1.74%)
ドル円:153.67 円 12/13(金) ▲1.02(0.67%)
→12/13(金)のその他主要マーケット指標

←保ち合い傾向で迎える年内最後の金融政策ウィーク 12/16(月)
→生産者物価PPIは予想を上回り、インフレ再加速局面へ 12/13(金)
→サービス価格と住宅が依然高水準、CPIは予想通り高止まり 12/12(木)
→コアCPIの下げ渋り続けば来年の利下げ見通しに不透明感も 12/11(水)

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