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サービス業とスペインが好調、12月ユーロ圏総合PMIは回復へ
更新日:2025年01月07日(火)
ユーロ圏総合PMI 2024年12月12月のユーロ圏総合PMIは49.6。速報の49.5からわずかに上方改定、11月からは+1.3の急反発。2ヵ月連続の節目50割れとはなったものの、10月(50.0)以来の50回復も目前に。
サービス業PMIが51.6となり、11月から+2.1の急反発で2ヵ月ぶりの節目50超を回復し、2年半連続で節目50割れの低迷が続く製造業PMI(45.1)をカバーした格好。
<ユーロ圏総合PMIランキング-2024年12月>
1:スペイン:56.8=前月から+3.6、3ヵ月ぶりの反発。1年10ヵ月ぶりの大幅上昇で1年9ヵ月ぶりの高水準。13ヵ月連続節目50超。
2:アイルランド:52.1=2年半ぶり高水準となった11月から-3.1の急反落で3ヵ月ぶりの低水準。14ヵ月連続50超。
3:イタリア:49.7=13ヵ月ぶり低水準となった11月から+2.0の急反発。2ヵ月連続50割れ。
4:ドイツ:48.0=9ヵ月ぶり低水準となった11月から+0.8の反発。6ヵ月連続50割れ。
5:フランス:47.5=10ヵ月ぶり低水準となった11月から+1.6の反発。4ヵ月連続50割れ。
ユーロ圏ビッグ3が下位独占で節目50割れの低迷状態も、好調スペインに追随する形で12月は下げ渋り。
なお、フランスがドイツを下回るのはサービス業では4ヵ月連続、製造業でも11ヵ月ぶりにドイツを下回り、総合PMIでは3ヵ月連続。ビッグ2の熾烈な最下位争いはフランスの独占状態に。

先進国のなかでは例外的な強さを維持する米国経済は2025年も持続するとの見方が大勢を占め、トランプ減税(の可能性)などの政策がこの流れをさらにサポートすることも予想されるのに対し、先行き不透明感に覆われていたユーロ圏経済も、2025年には一定の回復への可能性も示唆する状況のようにも。

NY金・日足+90日移動平均線 2025年1月6日6日のNY金は-7.3ドル、0.27%の続落で12月31日(2641.0)以来、1週間ぶりの安値。アジア時間には2660ドル近辺から2640ドル割れへと軟調推移、ロンドン市場では「トランプ次期大統領は重要な品目に絞って関税」を課すことを検討との報道を受けてのドル安急伸に連れ、2640ドル台から2660ドル台半ばまで急騰。これが高値となって一服後、NY市場ではトランプ次期大統領自身が関税報道を否定したことで巻き戻しの流れとなり、2630ドル割れへと急反落。ただしこれも一時的となり、2620ドル台半ばの安値をつけて切り返すとNY午後には2640ドル台へ。90日移動平均線(2654.6)にサポートされず、再びレジスタンスに切り替わるようだと上値の重い展開へも。これを上抜けて2670ドルの節目も突破できれば2700ドルの大台トライへ。当面の下値サポート2610ドルを割り込むようなら2570ドル近辺までを目安に一段安トライへ。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2025年1月6日NYプラチナは-5.5ドル、0.58%安で3日ぶりの反落。アジア時間には940ドル台での小幅保ち合い、940ドル割れの安値をつけて切り返すとロンドン序盤にかけては押し目買いの様相となって950ドル台へ、さらにNY金の急反発局面に追随する格好となって960ドル台まで一段高。12月27日(966.6)以来、10日ぶり高値をつけて失速するとNY市場では巻き戻しの流れにも追随、NY午後には940ドル台前半まで下落。上に行って来いとなって上ヒゲ残し、上値の重さも確認。目先、上限を950ドルに切り下げ、これを突破できれば90日移動平均線(970.7)上抜けトライへ、980ドル近辺までが短期上値目標に。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年1月6日ドル円は+32銭、0.20%の反発で12月27日(157.86)以来、10日ぶりの高値。東京朝には157円10銭台から80銭台へ、米10年債利回り上昇に連れて水準を切り上げると午後から欧州時間にかけては157円後半での小幅揉み会推移。ロンドン市場では157円90銭台まで上昇して失速、トランプ関税報道を受けてインフレリスクも限定的との見方からドル安急伸となってNY朝には156円20銭台まで、1円70銭程の急落。しかしトランプ氏自身による報道否定発言を受けて巻き戻し、157円60銭台まで、1円40銭の急反発。年末から下ヒゲを残して下げ渋る状態が続いての高止まりから、今朝の東京市場では158円10銭の節目を上抜けて30銭台へと一段高。このまま節目上抜けを維持できれば一段高トライの流れへ、短期上値目標は159円半ばまで。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場1/6終値とチャート

7日の国内金価格は-11円、0.08%の小幅安となって3営業日ぶりの反落。稀にみる静かな年明けは続き、三角保ち合いを上抜けたところでの三役好転、強気パーフェクトオーダーを維持したままフリーズ。RSIは50%台へと収束し、上下どちらへの急変動リスクも高まる状態へ。円安サポートとNY金の調整リスク、トランプ次期大統領の発言、政策に振り回されるリスクなど不確実性を高めながら目先は週末の雇用統計待ちへ。

プラチナ価格は+10円、0.20%の反発。12月からの反発局面は続き、上昇軌道の9日移動平均線(5110)にサポートされる状態。ただし足下では上値も下値も切り下げる調整フェーズが進行し、この範囲内での小反発。短期的には5140円の節目割れに伴う短期下値目安5080円程度までを目指す調整局面継続へ。ただし5170円超へと一段高となれば局面打開、5240円辺りを目安に反発局面再開へ。
※参考:金プラチナ国内価格1/7とチャート

2025年01月07日(火)時点の相場
国内金:14,606 円 1/7(火) ▼11(0.08%)
国内プラチナ:5,132 円 1/7(火) ▲10(0.20%)
NY金:2,647.4 ドル 1/6(月) ▼7.3(0.27%)
NYプラチナ:942.8 ドル 1/6(月) ▼5.5(0.58%)
ドル円:157.63 円 1/6(月) ▲0.32(0.20%)
→1/6(月)のその他主要マーケット指標

←米求人件数もISM非製造業景況指数も上振れ、価格指数も急騰 01/08(水)
→稀にみる静かな年明け?国内金価格は前年末から小幅高 01/06(月)
→米12月ISM製造業景況指数は予想外の続伸で9ヵ月ぶり高水準 01/04(土)
→ユーロ圏製造業PMIは2年半連続縮小基調のまま2024年を終了 01/03(金)

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