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★金プラチナ短期相場観★

雇用統計も4月は予想ほど悪化せず、ドル高の反応は限定的
更新日:2025年05月03日(土)
米雇用統計 2025年4月米4月雇用統計では、雇用者数の伸びは予想ほど減速せず、失業率も横ばい推移、ドル高への反応も限定的となり、トランプ大統領の利下げ要請もあり、米ドルは戻り売り。
非農業部門雇用者数は前月比+17.7万人。市場予想の+13.8万人を上回り、+18.5万人へと下方修正された3月からは小幅減。2月分も小幅に下方修正。
3ヵ月平均では+15.5万人。5ヵ月ぶり低水準となった3月(13.3)からは反発、下げ渋り。ただし2012年から2019年までの平均19.7万人を下回る水準での推移が継続。
失業率は4.2%。市場予想どおりで3年4ヵ月で最高タイとなった前月から変わらず、上げ渋り。U6失業率は7.8%。3年4ヵ月ぶり高水準となった2月(8.0)からは続落。
平均時給は前年比+3.77%。市場予想の+3.9%を下回り、前月からも-0.07%で小幅に5ヵ月続落、9ヵ月ぶりの低水準。
依然として長期平均+3.04%を上回る水準ながら、ゆるやかな低下傾向が継続。
長期失業者の割合は23.5%。前月から+2.2%、続伸で7ヵ月ぶりの高水準。3年2ヵ月で最高タイ。この指標だけは、明確に悪化傾向。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年5月2日2日のNY金は+21.1ドル、0.65%高で4日ぶりの反発。3290ドルの節目割れに伴う短期下値目安3170ドル近辺を目指した流れは前日NY市場でつけた安値3209ドルまでにとどまって折り返し。この日の時間外は3240ドル近辺から3260ドル台へと反発局面継続、NY朝につけた高値では3270ドル台後半まで上昇。米4月雇用統計が予想を上回ると3250ドル近辺へと小幅に急落も、下げ渋って3270ドルまでのレンジで上下動、NY午後には米中関税交渉進展期待からの米株急騰にも連れて3230ドル近辺まで急反落。NY引け後には3240ドル台へと下げ渋り。3220ドルが目先の下限となり、当面の上限3350ドルまでが主要レンジに。3220ドルを維持できなければあらためて3170ドル近辺を目安に下値トライ再開へ。
週間ベースでは-55.1ドル、1.67%の続落。続落は今年初で12月以来、4ヵ月ぶり。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年5月2日NYプラチナは-1.0ドル、0.10%の小幅安で4日続落。4月22日(962.2)以来、10日ぶりの安値。アジア時間には970ドル近辺から980ドル台へと反発、980ドル台半ばの高値から戻り売りとなったロンドン市場では970ドル近辺へと反落もNY市場にかけては雇用統計をはさんで970ドル台で売り買い交錯。NY午後にはNY金の反落局面に追随、970ドル割れへと急反落、ただし960ドル台半ばでは下げ渋り。上ヒゲを残して反発に失敗、970ドルの節目割れに伴う短期下値目安920ドル近辺を目指す流れがわずかに、ゆっくりと進行し始めた可能性。
週間ベースでは-6.8ドル、0.7%の小幅続落。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年5月2日ドル円は-51銭、0.35%安で4日ぶりの反落。前日の急騰の余韻が残る東京朝には145円前半から145円90銭台まで上昇。前日高値を上回って4月10日(147.76)以来、3週間ぶり高値をつけて失速すると145円前半へと行って来い、午後にはゆるやかに軟調推移となって欧州時間には145円割れトライ。144円半ばまで水準を切り下げたNY朝には雇用統計の結果を受けて145円手前まで急騰、しかし一時的にとどまると戻り売りの展開となって144円割れへと急反落、安値では143円70銭台まで下落。NY午後には米中関税交渉期待から堅調推移となった株価に同調、NY終盤には145円回復トライ。143円80銭の節目突破に伴う短期上値目標145円台到達後の調整局面では、143円80銭の節目割れで下げ渋って下ヒゲを残す形に。145円40銭が目先の上限となり、これを上抜けるようなら一段高トライで146円台半ばまでが短期上値目標に。
週間ベースでは+110銭、0.71%の続伸。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/2終値とチャート

2025年05月03日(土)時点の相場
国内金:16,577 円 5/2(金) ▲214(1.31%)
国内プラチナ:4,904 円 5/2(金) ▲88(1.83%)
NY金:3,243.3 ドル 5/2(金) ▲21.1(0.65%)
NYプラチナ:966.1 ドル 5/2(金) ▼1.0(0.10%)
ドル円:144.84 円 5/2(金) ▼0.51(0.35%)
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