金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

6月のプラチナはコロナショック以上の急変動、7月も継続か
更新日:2025年07月15日(火)
NY金・プラチナ・ドル円の1日当たりの変動値幅・月間平均 2025年7月14日NYプラチナの1日当たりの変動値幅は6月に月間平均で60.1ドル。
5月の26.6ドルからは倍以上に急拡大。2020年3月(57.7)を上回り、少なくとも2012年以降では最大。コロナショック以上の高ボラティリティとなりました。
なお、2020年は2月が26.4ドル、4月は33.3ドルに落ち着き、3月だけが突出して急変動となっていました。
この時の水準としては900ドル近辺から600ドル割れへと急落後、700ドル台へと戻して小康状態へ、という展開。

今回、6月は1000ドル近辺から1400ドル台へと急騰。1200ドルを超えた6月後半からは上下動を繰り返し、売り買い交錯状態に。
その流れが7月に入ってもある程度続く現状、7月の変動値幅も14日時点で59.4ドル。
コロナショック以上の急変動は7月も継続中。
なお、NY金の変動値幅は2020年3月が64.1ドル。今年、2025年4月に87.8ドルとこれを上回り、5月も79.6ドル。その後落ち着き始めて6月に57.1ドル、7月は44.5ドルへ。
年間平均ではNY金は2020年に34.4ドル、それ以前は10ドル台、それ以降は20ドル台が続いて2024年には34.5ドル。2025年は現時点で56.9ドル。
これに対してプラチナは2020年が35.2ドル。2025年は32.8ドル。まだ伸びしろはありそうです。
ただし、急騰局面の6月から、乱高下局面の7月へと変化の兆しも。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年7月14日14日のNY金は先週末から-4.9ドル、0.15%の小幅安で4日ぶりの反落。週明け時間外スタート時の急騰で3390ドル付近まで急騰、高値をつけて失速すると3360ドル台へと巻き戻し。先週末水準で下げ渋るとロンドン序盤にかけて上値再トライ、しかし3380ドル台では上値が重く、NY市場にかけてはドル高基調にも連れて軟調推移。安値では一時3350ドル割れを試し、NY午後の自律反発も3360ドル近辺までにとどまり、上抜けたばかりの20日移動平均線(3358.4)へのレジスタンス感再燃も。3360ドルの節目上抜けに伴う短期上値目標3450ドル近辺トライへの流れはスタートでつまづいてしまった可能性、このまま3360ドルを回復できなければ上値トライ失敗。早期回復できれば高値圏再トライへの可能性は継続。目先のサポートは3310ドル、下抜けると3210ドル近辺までを目安に一段安トライへ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年7月14日NYプラチナは-51.9ドル、3.53%の大幅安で3日ぶりの反落。大幅高となった金曜日の上げ幅の9割を巻き戻し、1440ドルの節目突破に伴う短期上値目標1500ドルの大台トライは失敗。大幅高で高値更新の翌日には大幅反落のパターンを繰り返す展開となり、高値警戒感が高まる状況を示唆している可能性も。それでも目先、1470ドル超へと切り返す展開となれば上値再トライへ、短期上値目標は1540ドル台。下方向へは1370ドルがサポート、割れると1280ドル程度までを目安に調整へ。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年7月14日ドル円は+35銭、0.24%の続伸で5月12日(148.47)以来、2ヵ月ぶりの高値。週末にEUへの関税30%を発表したことからユーロ安ドル高の流れが強まり、この影響で週明けのドル円もドル高円安スタートとなって147円50銭台まで上昇。しかし巻き戻しの流れへと不安定な流れに巻き込まれる形で146円80銭台へと急反落。これが安値となって切り返すと午後には147円40銭台まで反発。欧州時間からNY午前まで147円前半での小幅保ち合い推移となり、米10年債利回り上昇に連れてNY午後には147円70銭台まで上昇。目先、CPI結果次第で148円トライへの可能性も残しながら、短期的には一服感も。146円20銭の下値サポートを割り込んだ場合には145円前後までの調整も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場7/14終値とチャート

15日の国内金価格は-47円、0.27%安で3日ぶりの反落。17080円の節目上抜けに伴う短期上値目標17200円近辺を突き抜けての急騰からの小幅巻き戻し。9日移動平均線(17071)が21日移動平均線(17050)をゴールデンクロスして強気相場再開の流れにサポートされ、17420円超へと切り返すことができれば高値再トライへ、短期上値目標は最高値更新、できるかどうか。

プラチナ価格は-56円、0.79%安で3日ぶりの反落。7010円の節目突破に伴う短期上値目標7200円台トライは二番天井の可能性を残して失敗。7090円超へと切り返すことができれば高値更新再トライへ、短期上値目標は7180円程度まで。堅調推移の9日移動平均線(6973)を割り込むようなら強気相場崩れとなって軟調推移継続へ、6830円が当面のサポート。
※参考:金プラチナ国内価格7/15とチャート

2025年07月15日(火)時点の相場
国内金:17,371 円 7/15(火) ▼47(0.27%)
国内プラチナ:7,031 円 7/15(火) ▼56(0.79%)
NY金:3,359.1 ドル 7/14(月) ▼4.9(0.15%)
NYプラチナ:1,418.0 ドル 7/14(月) ▼51.9(3.53%)
ドル円:147.77 円 7/14(月) ▲0.35(0.24%)
→7/14(月)のその他主要マーケット指標

←6月CPIは総合指数が予想を上回り、コア指数も4ヵ月ぶり高水準 07/16(水)
→トランプ関税リスク再燃で金価格は高値再トライへ 07/14(月)
→140円台の攻防続くドル円、140円は中期重要サポート 07/12(土)
→新規失業保険申請は減少、継続受給者数は増加傾向が継続 07/11(金)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★