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サービス業はNY連銀も10月は低調、期待も限定的
更新日:2025年10月18日(土)
NY連銀ビジネスリーダー調査=サービス業活動指数×期待指数×価格指数 2025年10月10月のNY連銀製造業は予想外に好調、フィラデルフィア連銀の製造業は予想外に低調、NY連銀のサービス業も低調。
今週NY連銀が発表した10月のサービス業活動指数(ビジネスリーダー調査)は-23.6。9月から-4.2、3ヵ月続落となって2021年1月(-31.8)以来、4年9ヵ月ぶりの低水準。
2024年10月以降は13ヵ月連続のマイナス圏推移となり、過去平均2.3を下回るのは1年半連続、と低迷。

支払価格は過去平均50.5に対して66.4、4ヵ月ぶり高水準で高止まり、販売価格は26.4で4ヵ月ぶり低水準へと低下も過去平均17.5を上回る水準で下げ渋り。
雇用は3ヵ月続落で2ヵ月連続のマイナス圏、8ヵ月ぶり低水準。過去平均6.1を1年2ヵ月連続で下回る低迷。
期待指数は-3.4で2ヵ月続伸、3ヵ月ぶり高水準も3ヵ月連続のマイナス圏、過去平均23.3も大きく下回る状態。
価格見通しこそやや低下も、雇用見通しも5ヵ月ぶり低水準と低下。
NY連銀管轄地区のサービス業も、インフレ高止まり懸念で雇用も低調。利下げ待ちの様相。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年10月17日17日のNY金は-91.3ドル、2.13%安で6日ぶりの反落。終値ベースでは5日ぶりの最高値更新ストップ。前日NY引け後の最高値4340ドル台から一段高、アジア時間序盤に4390ドル台へと最高値を更新。4400ドルの大台手前では上値を押さえられ、一時4300ドル割れへと急反落も切り返して大台再トライ、それでも4390ドル台では上値が重く、ロンドン・NY市場にかけては軟調推移。トランプ大統領の対中国強硬姿勢緩和などもあり、株高と長期金利上昇、ドル高へとリスク選好の流れとなったことを受けてNY朝には4300ドル割れ、NY午後には一時4200ドル割れの安値をつけてNY引け後には4260ドル台まで反発。一方的な急騰局面からの大幅調整、自律反発へと高値圏での乱高下、通常なら上昇トレンドのピークアウトを警戒するような展開のようにも。目先、4200ドルから4300ドル近辺までレンジで高値保ち合い形成の可能性も、上方向には4400ドルまでの高値再トライ余地、下方向へは8月20日安値(3353.4)から最高値(4392.0)の23.6%戻し(4146.9)辺りまでがもう一段の調整目安に。
週間ベースでは+212.9ドル、5.32%高で9週続伸。上昇率は半年ぶりで今年3番めの大幅高。9週続伸は2020年8月以来、5年2ヵ月ぶり。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年10月17日NYプラチナは-135.6ドル、7.73%安で3日ぶりの反落。10月2日(1586.0)以来、2週間ぶりの安値。下落率は今年の絶対値平均1.65%の4.7倍、コロナショック時以来5年7ヵ月ぶりの急落。1700ドルの節目突破に伴う短期上値目標1770ドルに前日NY市場で到達し、一服状態から調整局面入り。アジア時間の1760ドル台がこの日の高値となり、ロンドン序盤に1700ドルの大台割れ、NY金の大幅調整局面にも追随する形でNY市場では1630ドル近辺へと一段安。一時1620ドル割れの安値をつけた後の戻りも1630ドル近辺と限定的。1670ドルの節目割れに伴う短期下値目安1580ドル程度まで、もう少しの調整継続余地も。
週間ベースでは-3.5ドル、0.22%の小幅続落。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年10月17日ドル円は+16銭、0.11%の小幅高で4日ぶりの反発。前日までの流れを受け継ぐ形で東京時間は150円30銭台から軟調推移、内田日銀副総裁の利上げの可能性示唆発言などもあり、午後には150円割れ、欧州時間序盤につけた安値では一時149円30銭台まで下落。149円半ばで下げ渋ると高市トレード再燃の動きでロンドン・NY市場にかけて反発。トランプ大統領の対中姿勢緩和などから米中対立懸念後退で米株上昇にも連れてNY市場では150円半ばまで反発。151円の節目割れに伴う短期下値目安149円台後半までしっかり下げての自律反発となり、20日移動平均線(149.87)にもサポートされる形で長めの下ヒゲを残して一服感も。ただし上値も限定的となり、次週は149円台への再トライ余地も残しながら、高市トレード再加速となれば当面の上限152円半ばを試しに行く可能性も。これを上抜けるようだと10月高値更新へ、153円後半辺りまでが上値目標に。
週間ベースでは-59銭、0.39%の反落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/17終値とチャート

2025年10月18日(土)時点の相場
国内金:23,062 円 10/17(金) ▲658(2.94%)
国内プラチナ:9,078 円 10/17(金) ▲232(2.62%)
NY金:4,213.3 ドル 10/17(金) ▼91.3(2.12%)
NYプラチナ:1,619.5 ドル 10/17(金) ▼135.6(7.73%)
ドル円:150.59 円 10/17(金) ▲0.16(0.11%)
→10/17(金)のその他主要マーケット指標

←国内金価格は半年ぶり、プラチナはコロナ禍以来の大幅調整 10/20(月)
→フィラデルフィア連銀製造業は予想外に低調、期待は上昇 10/17(金)
→NY連銀製造業景況指数、10月は予想外に好調、期待も急反発 10/16(木)
→ドイツ10月ZEW景況感、期待は回復基調、現況は悪化基調継続 10/15(水)

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