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★金プラチナ短期相場観★

9月雇用統計、雇用者数増加も失業率が予想以上に悪化
更新日:2025年11月21日(金)
米雇用統計 2025年9月政府機関の一部閉鎖の影響で1ヵ月半遅れでの発表となった米9月雇用統計、結果は強弱混在。
非農業部門雇用者数は前月比+11.9万人。市場予想の+5.0万人の倍以上の増加。ただし過去2ヵ月分は合計3.3万人の下方修正。
失業率は4.4%。市場予想の4.3%を上回り、3ヵ月続伸で2021年10月(4.5)以来、3年11ヵ月ぶりの高水準へと悪化。
広義の失業率、U6失業率は8.0%。3年10ヵ月ぶり高水準となった8月(8.1)からは低下、4年間で2番めの高水準。
失業者数は760.3万人。3ヵ月連続の増加で2021年9月(765.2)以来、4年ぶりの高水準。
平均時給は前年比+3.79%。市場予想の+3.7%を上回り、6月(3.74)以来3ヵ月ぶりの低水準、14カ月で2番めの低水準。
ただし、7ヵ月連続3.8%前後となり、過去平均+3.13%や、コロナ前の堅調次期、2018-19年平均+3.16%を大きく上回る水準で下げ渋り。

12月追加利下げ観測については加速も減速もせず、予想に反して?決め手に欠ける結果に。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年11月20日20日のNY金は-22.8ドル、0.56%の反落で11月7日(4009.8)以来、2週間ぶりの安値。アジア時間序盤に高値で4110ドル近辺まで上昇して失速、反落の流れでは4040ドル割れへと急落してこの日の安値をつけ、ロンドン市場では4060ドル近辺での小幅揉み合いとなって下げ渋り。NY市場では強弱混在となった9月雇用統計の結果に小幅乱高下の反応、4100ドル台まで上昇後には4050ドル割れへと反落。12月追加利下げ観測後退ムードに大きな変化はなく、方向感が定まらない状況を示唆するように保ち合いの展開もNY引け後には4070ドル台へと収束。4060ドルの節目割れを試しながらもなんとか維持し、反発方向へは4090ドルを上限に小幅保ち合いを形成。下方ブレイクなら4000ドルの大台近辺までの下値トライへ、上方ブレイクなら4160ドル程度までの反発トライへ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年11月20日NYプラチナは-39.6ドル、2.54%の反落で9月24日(1484.0)以来、2ヵ月ぶりの安値。アジア時間に1570ドルの高値をつけて失速、ロンドン序盤には一時1540ドル割れも自律反発で1560ドル台へ。しかし1570ドル手前で上げ渋るとNY午後にはNY金の反落局面と米株の急落にも追随、1520ドル近辺と水準を切り下げて安値では一時1510ドル割れ、自律反発も1520ドル台までにとどまり、1530ドルの節目がレジスタンスに切り替わった格好にも。節目割れに伴う保ち合い崩れで短期下値目安1430ドル近辺までを目指す流れがスタートした可能性。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年11月20日ドル円は+29銭、0.18%高で5日続伸。1月14日(157.96)以来、10ヵ月ぶり高値圏で堅調維持。5日続伸は10月以来1ヵ月ぶり、10月以降だけで今年3度め。大幅高となった前日の勢いが持続、東京朝には浅めの押し目、156円80銭台が安値となって157円半ばへと反発、東京市場終了時には157円70銭台まで上昇。上昇一服となった欧州時間には157円10銭台まで下押しもNY朝には157円60銭台へ、9月雇用統計には小幅乱高下、157円20銭台までの小幅急落も一時的となって157円80銭台までの高値トライも。今年高値圏158円台手前で上げ渋るとNY午後には157円半ばへと収束。引き続き介入警戒感と今年高値圏再トライ、さらには160円の大台への思惑なども交錯する状況で、大幅反落への警戒感も高まり始める頃合いとなって不安定な展開にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/20終値とチャート

21日の国内金価格は-115円、0.51%安で3日ぶりの反落。10月最高値以降で形成する三角保ち合い下抜けを回避して反発した流れでの上抜けトライも失敗、軟調局面打開をかけた攻防も延長戦。22710円に切り下げた上限を突破できれば保ち合い上抜けへ、短期上値目標としては22860円程度まで、ただし三角保ち合い上方ブレイクで新たなトレンド形成への可能性も。下方向へは22030円の節目を割れると保ち合い下方ブレイクへ、短期下値目安は21900円程度まで。
週間ベースでは-199円、0.87%の反落。

プラチナ価格は-194円、2.25%の反落。もつれあう9日移動平均線(8518)と21日移動平均線(8517)を再び下抜け、9-21日線を挟んで上下動する形で保ち合い傾向の展開が続いてきた10月以降のトレンド崩れを回避しての反落で、短中期トレンドを維持。ただし8350円の節目割れへと続落ならトレンド崩れへの流れがスタートする可能性、8140円程度までが短期下値目安に。8610円に切り下げた上限突破へと切り返すようなら上方ブレイク、8760円程度までが短期上値目安に。
週間ベースでは-209円、2.42%の反落。
※参考:金プラチナ国内価格11/21とチャート

2025年11月21日(金)時点の相場
国内金:22,586 円 11/21(金) ▼115(0.51%)
国内プラチナ:8,411 円 11/21(金) ▼194(2.25%)
NY金:4,060.0 ドル 11/20(木) ▼22.8(0.56%)
NYプラチナ:1,517.2 ドル 11/20(木) ▼39.6(2.54%)
ドル円:157.46 円 11/20(木) ▲0.29(0.18%)
→11/20(木)のその他主要マーケット指標

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