金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

世界経済の減速で拡大する世界的金融緩和

更新日:2012年7月12日(木)

ブラジル中央銀行が政策金利を0.5%引き下げ8.0%に。これでブラジルの利下げは昨年から8回連続で過去最低金利に。
今回の利下げは市場予想通りで、来月にもさらに0.5%の利下げが予想される。
予想外の利下げとなったのは韓国。2009年以来3年ぶりとなる引き下げで政策金利を3.25%から3.00%に。

先月まで2ヶ月連続利下げを行ったオーストラリアの6月雇用統計では、雇用者数が前月比でマイナス2.7万人。
増減のブレが大きい指標ながらも市場予想の0.0万人に対してのこの数字。前月分も3.89万人増から2.78万人増へとマイナス修正されている。

欧州、米、中国の景気減速は世界各地へとその影響範囲を拡大させている。
注目度が高まる日銀金融政策決定会合、「無風でスルー」との見方もあるなか、とりあえず本日午後。

小幅続落のNY金は軟調推移中。1,630ドルのレジスタンスラインと1,520~1,550ドルのサポートラインのレンジ。
わずかに反発のプラチナも弱気転換。1,500ドルの上値抵抗とサポートライン1,380ドルのレンジに。

反発の国内金も状況変わらず、上値抵抗4,330円、サポートライン4,100円付近。
プラチナもモメンタムは下落方向へ。4,000円のレジスタンスラインとサポートライン3,680円のレンジを軟調推移。

ドル円相場が節目割れからの反発で79円台後半へ急騰。78円半ばから80円の狭いレンジに戻ってきたことで、当面の国内金価格、プラチナ価格への重しはいったんクリアされた格好。

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2012年7月12日(木)時点の相場
国内金4,192 円 7/12(木) ▲26(0.62%)
国内プラチナ3,814 円 7/12(木) ▲20(0.53%)
NY金1,575.7 ドル 7/11(水) ▼4.1(0.26%)
NYプラチナ1,431.6 ドル 7/11(水) ▲1.9(0.13%)
ドル円79.76 円 7/11(水) ▲0.33(0.42%)

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