金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

再び強まる円高圧力に介入警戒感も高まる

更新日:2012年7月17日(火)

3月中旬に84円台まで上昇したドル円相場は今年もまた春先の高値から下落へと流れを変え、6月1日には77円60銭台まで下落しました。
その後再び円安方向へ向かうかとも思われましたが6月25日の80円60銭台で息切れ。
ユーロ危機と米景気減速の煽りを受けて消去法で買われる日本円はその後ズルズルと下落。79円台での揉み合いを経て今週また78円台へと下落。
高まる円高圧力に対して、既に安住財務相からはお決まりの「断固たる措置を」と口先介入が始まっています。

78円台前半までは下落余地ありと思われますが、その辺りでは介入警戒感も一層高まり、下げ渋るラインともなりそうです。
上方向、80円台に到達するまでは流れは変わりそうにありません。

NY金は1,590ドル台で足踏み状態。上値抵抗1,630ドル、サポート1,520~1,550ドルのレンジ推移の状況は変わらず、まだ下落圧力のほうがやや勝りますが1,600ドル台に乗せてくるとモメンタムは上方向に転換しそうな状況。
プラチナは週末の1430ドル台から再び1410ドル台へと反落。やや値動きは荒っぽくなってきています。1,500ドル~1,380ドルのレンジで下落基調。

3連休明けの国内金は上昇、4,100円~4,330円のレンジでバイアス下方向は変わらずも4,200円台トライへ。
リスク回避の流れに左右されやすいNYプラチナと円高圧力の影響で国内のプラチナ価格は軟調推移が続きます。レンジは3,680円~4,000円。

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2012年7月17日(火)時点の相場
国内金4,195 円 7/17(火) ▲32(0.77%)
国内プラチナ3,767 円 7/17(火) ▼11(0.29%)
NY金1,591.6 ドル 7/16(月) ▼0.4(0.03%)
NYプラチナ1,417.3 ドル 7/16(月) ▼17.9(1.25%)
ドル円78.86 円 7/16(月) ▼0.38(0.48%)

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