金プラチナ短期相場観
崖交渉のもつれで続くリスク回避の流れは年末年始で転換できるか
更新日:2012年12月29日(土)
予想以上にもつれが続く財政の崖をめぐる交渉は年末ぎりぎりまで継続、この流れを受けてNYダウは5日続落、欧米株はリスク回避の流れが優勢となっています。貴金属もリスク回避の売り傾向が続く年末も残りわずか。
オバマ大統領は年間所得25万ドル以上の富裕層への減税失効と失業給付の延長について上院での先行採決の見通しを示し、30日再招集予定の下院でも可決を、という楽観的なシナリオのようです。
日本が新年を迎える頃、決着がつくのかどうか。
NY市場、金は反落で5週続落。再び1,650ドル台に。この価格帯は過去何度もサポート水準となった居心地の良い場所。基本レンジ1,640~1,720ドルで下落バイアス優勢の状況が続きます。
プラチナはこれで値動きなしの日を合わせて10営業日続落。1,490ドル台の下落ターゲットへ向けて着実に下落中。
金・プラチナともに、この年末年始で反転できるかどうかの鍵も、米議会が握っているようです・・・。
- 2012年12月29日(土)時点の相場
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国内金 : 4,806 円 12/28(金) ▲66(1.39%) 国内プラチナ : 4,435 円 12/28(金) ▲30(0.68%) NY金 : 1,655.9 ドル 12/28(金) ▼7.8(0.47%) NYプラチナ : 1,517.4 ドル 12/28(金) ▼14.4(0.94%) ドル円 : 86.04 円 12/28(金) ▼0.06(0.07%)
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