金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

リスクオン相場が続きVIX指数はここ数年で最低レベルに

更新日:2013年1月23日(水)

期待はずれの日銀・金融緩和策に円安・株高の流れこそ腰折れ状態となってしまいましたが、それでも堅調に推移する状況が大きく反転した訳ではなく、調整の範囲内と見られます。海外に目を向けても、リスクオンの流れが継続する市場はまだまだあります。NYダウは5年ぶり高値を更新してなお続伸、欧州のドイツDAX、英FTSE、豪州や香港ハンセンなども軒並み今年に入って昨年来高値を更新しています。NY原油価格も12月前半から10ドルも上昇し高値圏となっています。変動率で見ると11%もの上昇でドル円のそれを上回るペースです。
欧州債務危機で支援を受けたポルトガルとアイルランドは年内にも市場復帰を目指してEUが支援する方向、という状況のようです。
リスクオフがすっかり鳴りを潜め、VIX指数はこのところ低下の一途でこの数年間でも最低レベルとなる12台にまで低下してきました。
油断していると、今年もまた春以降、突発的なリスクオフが訪れないとも限りません。

3連休明けのNY市場、金は小幅に反発。しかし、12月13日以来となる1,700ドルの大台回復が目先の抵抗となっている様子。ターゲットとしては1,760ドル。サポートラインは1,660ドル。
プラチナは先週末の大幅下落からの大幅反発で再度1,700ドルを窺う動き。上方向の節目は1,700ドル、下方向は1,670ドル。上方向のレンジブレイクでさらなる大幅上昇の可能性も。
ドル円は大幅続落で短期トレンドは下落方向に転換。ようやく調整相場に。下値サポートとなる88.30円を割れるとさらなる下落余地も。
※参考:金プラチナ価格1/22 NY市場終値とチャート

国内金価格はドル円に追随して反落。上昇トレンドは継続。上値の節目は5,060円、下方向は4,820円。
プラチナはほぼ横這い。過熱感もなかなか解消できない状況。上値抵抗は5,070円。下は4,550円。先週末以来、金・プラチナともに5,000円台をキープしての小動きで我慢比べ状態が続きます。
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/23

2013年1月23日(水)時点の相場
国内金5,013 円 1/23(水) ▼43(0.85%)
国内プラチナ5,038 円 1/23(水) ▲4(0.08%)
NY金1,693.2 ドル 1/22(火) ▲6.2(0.37%)
NYプラチナ1,698.5 ドル 1/22(火) ▲24.5(1.46%)
ドル円88.71 円 1/22(火) ▼0.89(0.99%)

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