金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

日本の政策動向を中心に展開してきた市場の注目はそろそろ米国へ

更新日:2013年1月28日(月)

年初からここまで、日本経済復活に向けた安倍新政権の政策動向に世界じゅうの市場関係者が注目し、国内からの円安容認発言に円安ドル高・株高が急速に進行、内外の円安警戒発言に急落、と敏感な反応を見せてきました。最近では海外からの円安批判に加えて、円安容認発言さえも聞かれますが、そろそろ、その反応度も低下しつつあるようにも見受けられます。
今朝の「たかだが10-15円程度戻したのを文句言ってくるのはおかしい」との麻生節にも反応はもうひとつのようです。普通の相場状態に移行しつつある、ということかもしれません。

米FOMC、米GDP、1月米雇用統計を控える今週は、久々に米国経済の動向に相場が左右される週となりそうです。
FOMCでの追加緩和縮小方向の話が出なければ金の下値も限定的、雇用状況の改善が進めば金には売り材料、そしてドル高要因。
堅調推移が続くドル円、軟調推移が続くNY金相場の今週の動向は?

週明けの国内、金価格はわずかに上昇し最高値圏での揉み合い継続。一気に5,060円のレジスタンスを突破するほどの上昇圧力は感じられないものの、4,970円のサポートラインもしばらくは固そうな状況。
プラチナは堅調で1.5%の大幅続伸となり、5,150円の目標地点到達。価格上昇に対してRSIが下落するダイバージェンスとなっており、上昇圧力の枯渇を示唆。一方的な上昇はあり得ないものの、次の目標地点は5,500円付近。当面のサポートラインは4,990円。
※参考:金プラチナ国内価格1/28とチャート

2013年1月28日(月)時点の相場
国内金5,044 円 1/28(月) ▲11(0.22%)
国内プラチナ5,160 円 1/28(月) ▲74(1.45%)
NY金1,656.6 ドル 1/25(金) ▼13.3(0.80%)
NYプラチナ1,694.9 ドル 1/25(金) ▲11.1(0.66%)
ドル円90.95 円 1/25(金) ▲0.62(0.69%)

1/25(金)のその他主要マーケット指標

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日本の政策動向を中心に展開してきた市場の注目はそろそろ米国へ 1/28(月)

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