金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

変動率低下で警戒感高まる株と為替、金とプラチナも

更新日:2014年7月21日(月)

金・プラチナ・為替・株価の月間変動率推移2014/7/21
ドル円の月間値幅は2010年以降の平均で3.68円。前月終値を基準とした変動率では4.45%。6月の値幅は1.56円(1.53%)。2005年以降のデータを確認すると2011年12月の1.30円(1.68%)が最低記録で、これに次ぐ2番めの小動きとなっていました。
そして7月の3分の2が終わった時点での値幅は1.21円(1.19%)。最低記録を下回る水準となっています。月末までに100円97銭を下回るか、102円36銭を上抜けない限り、最低記録更新となります。

NYダウも同様で近年での最低水準となっています。2012年以降の月間平均値幅は692ドル(4.85%)。6月には304ドル(1.82%)で2012年以降の最低記録。7月も346ドル(2.06%)と最低水準での推移。

月間変動率がここ数年での最低水準となっているのは、為替や株だけではありません。金もプラチナも同様の傾向が強まっています。
金の過去20ヶ月の平均値幅は116ドル(8.38%)、7月はここまで54ドル(4.1%)にとどまり、2012年以降で最低となった昨年3月の56.1ドル(3.55%)に次ぐ低水準となっています。
プラチナも過去20ヶ月の平均値幅122ドル(8.29%)に対して、7月はここまで42ドル(2.89%)の小動き。やはり2012年以降で最低となった昨年3月の65.2ドル(4.12%)をも下回りそうな勢いです。

金もプラチナも、近年最低水準の小動きとなった昨年3月。翌、4月には金の暴落により、4月の変動率は金が17.73%、プラチナも14.58%へと急拡大しました。

2014年7月21日(月)時点の相場
国内金4,597 円 7/18(金) ▲48(1.06%)
国内プラチナ5,218 円 7/18(金) ▲38(0.73%)
NY金1,309.4 ドル 7/18(金) ▼7.5(0.57%)
NYプラチナ1,489.9 ドル 7/18(金) ▼13.8(0.92%)
ドル円101.37 円 7/18(金) ▲0.20(0.20%)

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