金プラチナ短期相場観

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5000円割れの国内金価格、4900円台前半でも上昇トレンド維持へ

更新日:2017年9月11日(月)

国内金価格 週足ボリンジャーバンド 2017年9月11日9月に入って始めて5000円の大台を割り込んだ国内金価格。週足チャートでは、急拡大したボリンジャーバンドの+2シグマライン(4987)をわずかに下回る水準となっています。5045円の今年高値を記録した先週には、+2シグマ(4964)を大幅に上回り、+3シグマ(5031)をも超える水準まで上昇していました。少なくとも2016年以降では+2シグマラインを超えることはほとんどなく、わずかに超えた今年2月末には、それがピークとなって急反落局面を迎えていました。今回は、2月末の時をはるかに超える急騰局面を形成し、大幅なオーバーランからの揺り戻しとなっています。

また、過熱感を示す相対力指数(RSI)では、150円超の急騰局面となった2週間前の8月28日からの週には74.40%まで上昇し、最近のピーク水準となっていました。しかし、今年1月16日からの週には79.93%のピークを記録していました。この時の週末価格は4758円。価格の大幅上昇に対してRSIのピークが下降するダイバージェンス(逆行)を形成し、これも反落を示唆する状態となっていました。今回の調整局面は、発生すべくして発生した状態とも言えそうです。

週足チャートで見るトレンドとしては、現状4913円に位置する+1シグマライン付近まで、4900円台前半へと調整局面が続いた場合でも、上昇トレンドを維持する状態が続くことになります。もっと言えば、上昇傾向にある21週移動平均線は4840円。この水準が昨年10月以降続く上昇チャネルのサポートライン付近となり、ここまでで反発できれば、昨年来の上昇トレンドは継続中、との見方になります。

9日の北朝鮮建国記念日を含む土日を何事もなく通過した週明けの東京市場朝は、ドル円が108円30銭前後まで急騰、NY金は1340ドル付近まで急落してのスタート。
11日の国内金価格は0.93%の大幅反落。10日ぶりの水準となり、高値保ち合い下限の5000円割れ、7月以降の上昇幅の23.6%戻し(4977)付近に到達。何事もなければ調整局面がもう一段進行する可能性が高まり、目先の下値目安は38.2%戻し(4935)から4940円辺りまで。不測の事態などリスク回避再燃で反発なら、5030円が抵抗水準。これを超えると2015年6月高値圏5100円が上値目標に。
なお、大型ハリケーン「イルマ」への警戒感は、その勢力をやや弱め、被害は予想を下回るとの見方からもやや緩和。しかし、本日予定される国連安保理の北朝鮮制裁決議案の採択動向次第では何らかの挑発行為も考えられ、今朝には北朝鮮からの警告声明も出されており、市場情勢としては非常に不安定な状態が今しばらく継続することも予想される状況。

国内プラチナ価格 週足ボリンジャーバンド 2017年9月11日プラチナ価格の週足では、先週、先々週とやはり拡大中のボリンジャーバンドの+2シグマラインを上抜ける急騰局面からの反落となっています。現状、+1シグマ(3707)と+2シグマ(3786)との中間に位置し、+1シグマライン付近までで下げ止まれば、上昇トレンド維持との見方となりそうです。なお、ゆるやかな上昇傾向にある21週移動平均線(3629)付近まで調整局面が拡大した場合には、2016年後半以降続いている三角保ち合い下限割れを警戒すべき水準、ということにもなりそうです。

プラチナ価格は1.47%の大幅反落。時間外のNYプラチナは1000ドルの大台割れ寸前まで急落してのスタート後、1005ドル前後へと値を戻すも上値も重く、国内価格は高値保ち合い下限の3760円台を完全に割り込む状態に。今年安値となった6月14日の3529円から9月4日の3819円までの23.6%戻し(3751)を達成し、短期上昇トレンドはほぼ終息した状態となり、目先は金と同様、リスク回避再燃とならない限り調整局面継続で38.2%戻し(3708)前後までが次の下値目安に。3800円ラインが当面の上方向への節目となり、これを超えて反発するような事態が起きれば3880円近辺までの急騰も。この場合、2016年以降の三角保ち合い上限上抜けの可能性が浮上することになります。
※参考:金プラチナ国内価格9/11とチャート

2017年9月11日(月)時点の相場
国内金4,981 円 9/11(月) ▼47(0.93%)
国内プラチナ3,747 円 9/11(月) ▼56(1.47%)
NY金1,351.2 ドル 9/8(金) ▲0.9(0.07%)
NYプラチナ1,012.3 ドル 9/8(金) ▼4.5(0.44%)
ドル円107.80 円 9/8(金) ▼0.63(0.58%)

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