金プラチナ短期相場観

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米3月求人件数は過去最高を大幅更新、労働市場にさらなる改善余地

更新日:2018年5月9日(水)

月次求人労働異動調査(JOLTS)求人件数 2018年3月米労働省が発表した3月の求人労働異動調査(JOLTS)で、求人件数は655.0万件となり、過去最高を更新。2月の607.8万件からは+7.7%の大幅増となり、これまでの過去最高だった昨年9月の623.1万件を大きく上回る水準となっています。
前年同月比で見ると+16.82%となり、2015年9月(+16.98%)以来2年半ぶりの大幅増となりました。6カ月移動平均でも608.62万件となり、過去最高となっている昨年11月の609.93万件に次ぐ高水準。

なお、求人率も4.2%となって過去最高を更新。
求人件数は2017年4月に600万件台に到達して以降、600万件台前半で伸び悩む状態となってピークアウトも警戒されるような推移となっていましたが、今回の結果によって上限を一段抜け出し、停滞感を打破する形となりました。

失業率が3.9%まで低下し、FOMC見通しでは来年には3.6%までの改善も予想される状況にあって、求人件数の伸びが停滞するようだとこれを阻害する要因にもなりかねないとも思われましたが、米国の労働市場にはさらなる改善余地が見込まれることを示す結果となったようです。

NY金・日足チャート 2018/4/4 - 5/88日のNY金相場は0.03%の小幅続落。イタリアの連立交渉物別れなどもあってユーロ売りドル買いの流れがとまらずユーロドルは4カ月半ぶり安値となり、ドル高の流れを受けて一時1300ドル台半ばまで下落。1300ドル台では底堅く1310ドル台へと反発し、NY引け後にはトランプ米大統領のイラン核合意離脱発表を受けて1320ドル手前まで上昇。しかしこれも限定的となり、今朝の東京市場ではリクルートの米オンライン求人大手買収報道を受けてドル高円安急進となり1310ドル台で軟調気味に推移。引き続き1300ドルから1320ドル台のレンジ内推移継続か。

NYプラチナ・日足チャート 2018/4/4 - 5/8NYプラチナ相場は0.13%の小幅安で4日ぶりの反落。910ドルを割り込む場面もあったものの概ね910ドル台前半での小幅揉み合い状態に終始。この日の変動値幅は7.4ドルにとどまり、年間平均15.1ドルの半分以下、4月13日の7.1ドルに次いで今年2番めの小動き。890ドルから920ドルまでのレンジからは抜け出せない状態が続くも流れは上方向へと傾斜中。20日移動平均線(921.0)を上抜けできれば940ドル台まで上値余地拡大へ。

ドル円・日足チャート 2018/4/4 - 5/8ドル円はわずかに0.02%のドル高円安となって5日ぶりの小反発。米国のイラン核合意離脱を受けてのリスク回避的な流れでも108円80銭台までの下落でとどまる底堅さも見られ、今朝のリクルート報道を受けてのドル高円安急進でも109円60銭台までで失速。上値も下値も限定的となり、109円台前半を中心に小幅揉み合い状態に。ドル全面高の地合いは続くもののドル円のドル高円安トレンドはほぼ終息状態となり、上下どちらかと言えば下方リスクのほうがやや優勢に。109円割れでの調整目安は107円台後半まで、逆に110円再トライに成功すると1月半ばの水準111円台前半も視野に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場5/8終値とチャート

9日の国内金価格は0.14%の小幅高となり7日ぶりの反発。4日ぶりに4940円台後半の保ち合い水準へと戻した形も動意に乏しい状態が継続。下値トライへの流れは後退しつつあるものの、価格と90日までの移動平均線全てが10円以内のレンジに集中する状態となり、比較的大きな値動きへの前段階を示唆。再び下方向へ動き出せば4850円台までの下落も意識され、上方向へは4980円の保ち合い上限を超えるようだと5080円台辺りまでが次の上値目安にも。

プラチナ価格は0.23%高となって3日続伸。短期上昇トレンドの流れで9-21日移動平均線の揉み合い水準を上抜けてレンジ半ばの節目突破の兆し。レンジ上限となる今年高値から安値までの23.6%戻し(3482)が当面の抵抗水準となり、これを上抜けできれば61.8%戻し(3662)を目指す大きな流れへと発展する可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格5/9とチャート

2018年5月9日(水)時点の相場
国内金4,947 円 5/9(水) ▲7(0.14%)
国内プラチナ3,442 円 5/9(水) ▲8(0.23%)
NY金1,313.7 ドル 5/8(火) ▼0.4(0.03%)
NYプラチナ912.1 ドル 5/8(火) ▼1.2(0.13%)
ドル円109.09 円 5/8(火) ▲0.02(0.02%)

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