金プラチナ短期相場観

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NY連銀製造業景況指数、7月は高水準維持も楽観見通しは後退

更新日:2018年7月17日(火)

NY連銀製造業景況指数 2018年7月7月のNY連銀製造業景況指数は22.6となり、市場予想の21.0を上回りました。6月の25.0からは小幅に低下も6カ月平均では19.85となり、2カ月連続の上昇で4カ月ぶりの高水準となっており、堅調な成長が続いていることを示唆しています。

新規受注は3ポイント低下で18.2、出荷は9ポイント低下の14.6と受注および出荷の伸びは控えめな水準にとどまりました。
物価指数は10ポイント低下して42.7。ただし依然として仕入れ価格には高水準のインフレ圧力が掛かっていることを示し、販売価格は22.2でほとんど変わらずも、中程度の上昇が続きます。

6カ月先の見通しを示す期待指数は7.8ポイント低下して31.1となり、楽観見通しは後退しつつある状況となっています。
期待指数は2月に50.5のピークをつけて4月には18.3まで急落、6月には38.9まで回復していましたが7月にはまたも失速した状態です。
2000年代前半と2010年代では期待指数のピーク水準も異なりますが、期待指数の水準低下とともに現況を示す景況感指数の上値も押さえられてきました。
2015年から2016年にかけても、リセッションにこそなってはいませんが、期待指数の急低下とともに景況感指数はマイナス圏へと落ち込みました。
現状は景況感指数は下げ渋る状態となっていますが、楽観見通しの後退が続くようなら、現況悪化局面を迎えることになるかもしれません。

7月の設備投資指数は10ポイント低下して17.1となり、テクノロジー支出指数は8ポイント低下して9.4となり、いずれも昨年8月以来、ほぼ1年ぶり低水準となっています。

NY金・日足チャート 2018/6/11 - 7/1616日のNY金相場は先週末から-1.5ドル、0.12%の小幅安となって続落。週明け時間外には1240ドル台半ばまで反発もNY市場では軟調推移。米6月小売売上高は前月比+0.5%で予想どおりも5月分が+0.8%から+1.3へと上方修正されるなど米国経済の堅調ぶりが確認されて1240ドル割れ。先週末安値1236.2ドルこそ下回らなかったものの、終値でも1240ドルを回復できず昨年7月17日(1233.7)以来、1年ぶりの安値水準。NY引け後には1240ドル回復も上値の重い状態も続いており、下値トライ再開の兆しも。目先は1220ドル近辺までの一段安も想定され、1260ドルが当面の抵抗水準に。

NYプラチナ・日足チャート 2018/6/11 - 7/16NYプラチナ相場は-3.9ドル、0.47%の続落。時間外の830ドル台半ばから軟調推移となったNY市場では、節目の830ドルを割り込むと下げ足を速めて820ドルまで下落。NY引け後には反発も820ドル後半まで。再び安値更新トライへと向かう可能性は高まり、月初につけた9年7カ月ぶり安値800.7ドル前後へと二番底が意識され、多少の行き過ぎで790ドル台までが当面の下値目安にも。

ドル円・日足チャート 2018/6/12 - 7/16ドル円は10銭弱のドル安円高となって小幅に続落。海の日の祝日で休場となった東京市場の時間帯につけた112円50銭台がこの日の高値となり、限定的となった値動きはその後も続き、米経済指標の好結果にも反応薄となり、やや軟調気味に推移。この日の値幅33銭は今年の平均73銭の半分以下となり、今年3番目の小動き。調整の動きも極めて限定的にとどまる状態にあり、本日のパウエル議会証言などを材料にもう一段の調整か、上値再トライの展開にも。今朝の東京市場での上値トライの流れも前日高値圏ではいったん上値を押さえられる展開に。これを超えると113円前半辺りまでは上値を伸ばす可能性も、調整局面進行なら111円半ば辺りまでが目先の目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場7/16終値とチャート

17日の国内金価格は-34円、0.7%安となって3営業日ぶりの反落。9日移動平均線(4798)が21日移動平均線(4800)をゴールデンクロス目前となったところで反発基調は急失速。下値サポート水準4790円も意識される水準まで戻す形となり、下値トライ再開への警戒感もにわかに高まる状況に。NY金の下値トライに連れて4790円の節目を割り込むようなら、当面の下値目安は4730円近辺まで。

プラチナ価格は-73円、2.24%の大幅反落。今年3番目の大幅上昇となった先週末の上げ幅を超える下げ幅となり、7月3日の-141円(-4.33%)に次ぐ今年2番めの下げ幅となって今年2番めの安値水準に。乱高下が続く不安定な状態のなか、下値トライ再開への警戒感も高まる状況に。3190円のサポート水準を割れると当面の下値目安は3090円程度まで。その一方で3270円超へと切り返すことができれば反発局面形成となって当面の上値目標は3380円台辺りまで。
※参考:金プラチナ国内価格7/17とチャート

2018年7月17日(火)時点の相場
国内金4,803 円 7/17(火) ▼34(0.70%)
国内プラチナ3,192 円 7/17(火) ▼73(2.24%)
NY金1,239.7 ドル 7/16(月) ▼1.5(0.12%)
NYプラチナ826.4 ドル 7/16(月) ▼3.9(0.47%)
ドル円112.30 円 7/16(月) ▼0.08(0.07%)

7/16(月)のその他主要マーケット指標

9カ月ぶり高水準、SKEW指数が示すブラックスワンへの警戒感 7/18(水)

NY連銀製造業景況指数、7月は高水準維持も楽観見通しは後退 7/17(火)

米7月ミシガン大学消費者信頼感指数は7年間の上昇基調支持線上 7/14(土)

賃金上昇率<CPI=実質賃金減少、2カ月連続は5年8カ月ぶり 7/13(金)

米6月生産者物価指数は6年半で最高、関税インフレにも警戒感 7/12(木)


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