金プラチナ短期相場観

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ミシガン大消費者信頼感指数は利下げとともに急低下

更新日:2019年8月17日(土)

ミシガン大消費者信頼感指数 2019年8月速報過去、2007年9月からの利下げフェーズでも、2001年1月からの利下げフェーズでも、ミシガン大消費者信頼感指数の急低下局面が終わり、底打ちするまで利下げフェーズは続きました。
過去2回の利下げスタートのタイミングとしては、消費者信頼感指数の急低下、もしくは現況指数の急低下に反応するように、その直後に利下げがスタートしていました。

ミシガン大消費者信頼感指数、8月速報値は92.1。市場予想の97.0を大きく下回り、7月の98.4からも急低下、年初の1月(91.2)以来7カ月ぶりの低水準。
現況指数も107.4となって7月の110.7から急低下、2016年11月(107.3)以来、2年9カ月ぶりの低水準。
期待指数に至っては7月の90.5から82.3へ、8.2ポイントもの大幅急落、これも年初以来7カ月ぶりの低水準。

金融政策と貿易政策が消費者の将来見通しに関する不確実性を高め、9月からの対中関税第4弾発動を発表したことに激しく反応した形となりました。
クリスマス商戦対応として一部製品の12月までの先送りも焼け石に水となり、むしろ10年ぶりの利下げにより、不況への可能性の懸念が高まったこともマイナス材料になったようにも見えます。

7月に利下げを決定し、8月にミシガン大消費者信頼感指数の急低下という順番にはなりましたが、実質的には7月末FOMCでの利下げから翌1日の対中関税第4弾の発表と、一連の動きに反応する形で8月序盤の消費センチメントが急低下した格好となり、今回は利下げと消費者信頼感指数低下はほぼ同時スタートと見ることもできそうです。

FRBとしては予防的利下げという名目で、先行利下げを決めたつもりが、ほぼ同じタイミングで消費センチメントが急低下。
一時的な急低下か、それとも低下局面のスタートかは、予防的利下げなのか利下げフェーズスタートなのかと同様、現時点での判断は難しい状況ですが、現況指数の低下基調がスタートしてまもなく利下げフェーズがスタートした前回のパターンと、今回ここまでは同じような推移となっています。

NY金・日足チャート 2019/7/15 - 8/1616日のNY金相場は-7.6ドル、0.5%安で3日ぶりの反落。逆イールド一服でリスク回避の巻戻しが進行、金利の反発に株高・ドル高の流れに。時間外では13日につけた今年最高値1546.1ドルに次ぐ高値1538.6ドルまで上昇したNY金は、NY市場にかけて1520ドル台前半へと水準を切り下げる展開。一時1510ドル台前半まで下げる場面もこの水準ではまだ底堅さも。5日連続1530ドル超、直近2日は連続で上値目標1540ドル付近まで上昇して上値を押さえられる形となり、ようやく調整の兆しにも。目先は1530ドル台が抵抗水準となって1500ドルの大台ライン付近までは調整が進みやすい状況に。大台を割れるようだと1480ドル付近までの下値余地拡大も。上方向には1530ドル台後半以上へと反発の展開となれば1550ドルが次の上値目標に。
週間ベースでは+15.1ドル、1%高で3週続伸。

NYプラチナ・日足チャート 2019/7/15 - 8/16NYプラチナは+9.5ドル、1.13%高となって7日ぶりの反発。NY朝に835ドルまで下落し、2日連続安値では835ドル台をつけて短期下値目安830ドル付近にほぼほぼ到達した形となったことでNY市場では株高の流れなどに同調する形で反発局面へ。NY午後には850ドル台を回復も、前日にサポートから抵抗水準に切り替わったこの水準ではいったん頭打ち。下落基調一服にも反発に向けてはまだ上値も重い状態に。850ドルの抵抗感を解消できたとしても870ドル台が当面の抵抗水準に。再反落で840ドルを割れた場合には820ドル付近が次の下値目安に。
週間ベースでは-12.3ドル、1.42%の反落。

ドル円・日足チャート 2019/7/15 - 8/16ドル円は30銭弱のドル高円安となって続伸。3年ぶり低水準となった米10年債利回りが下げ渋り、ゆるやかながらも反発の兆しとなったことを好感してドル高円安方向への反発の流れが継続。欧州時間にはECBの大規模刺激策なども意識されてユーロ安が進行したことによるドル高もあり、一時106円50銭近辺まで上昇。しかし一方的な流れにもなり難く、8月のミシガン大消費者信頼感指数が低調となった場面では106円10銭台まで反落し、その後は106円台前半でのもみ合いに。日足レベルでは三角保ち合いを形成し、106円70銭付近と105円80銭までが目先の上下の節目。上方ブレイクとなれば108円台半ばを目指す流れに、下方向なら104円割れも意識される展開にも。
週間ベースでは+0.71円、0.67%高で3週ぶりの反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場8/16終値とチャート

2019年8月17日(土)時点の相場
国内金5,553 円 8/16(金) ▲35(0.63%)
国内プラチナ3,072 円 8/16(金) ▼17(0.55%)
NY金1,523.6 ドル 8/16(金) ▼7.6(0.50%)
NYプラチナ851.5 ドル 8/16(金) ▲9.5(1.13%)
ドル円106.38 円 8/16(金) ▲0.26(0.25%)

8/16(金)のその他主要マーケット指標

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