金プラチナ短期相場観

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求人件数3カ月連続前年割れは前回のリセッション以来

更新日:2019年10月10日(木)

米・求人件数 2019年8月米労働省が発表した8月の月次求人労働異動調査(JOLTS:Job Openings and Labor Turnover Survey)で、求人件数は705.1万件。市場予想の725万件を大幅に下回り、3カ月連続の減少。2018年3月(689.4万件)以来、1年5カ月ぶりの低水準。
2018年には6度過去最大を更新し、11月の762.6万件がピークとなってその後は減少傾向が続きます。

6カ月移動平均で見ると、728.38万件となってちょうど1年ぶりの低水準。4月以降は5カ月連続の減少。6カ月移動平均で5カ月連続減少となるのは2009年9月(2007年7月から2年3カ月連続)以来、ほぼ10年ぶり。前回のリセッションの時期以来のこと。

前年同月比で見ると-3.96%となり、9カ月連続の低下で3カ月連続の前年割れ、2017年3月(-4.93%)以来、2年5カ月ぶりの急減となっています。
また、3カ月連続前年割れとなるのは2009年12月まで(2007年12月から2年1カ月連続)以来、9年8カ月ぶり。これも前回のリセッションの時期以来です。

求人件数に関しては、リセッション後の増加トレンドは終了し、減少トレンド入りした可能性が一段と高まる状態となっています。
雇用統計では失業率が超低水準を維持していますが、賃金上昇率は伸び悩み、雇用者数の伸びにもやや減速感が漂う状況にもなっていました。
米国の景気を支えてきた労働市場にとって、弱気材料も目につき始めてきました。

NY金・日足チャート 2019/9/5 - 10/99日のNY金相場は4日ぶりの反発で+8.9ドル、0.59%高。前日NY引け後に1510ドル台へと上昇後は概ね1510ドル台前半を主要レンジに揉み合いの展開。米中貿易協議の動向に右往左往の展開となった株価に逆相関。この日は部分的な合意が意識されて株高の流れが優勢となり、米10年債利回りも1.53%台から1.58%台へと再び上昇したことも重石となって1510ドル台半ばの抵抗水準で上値を押さえられる状態が継続。今朝の東京朝の時間帯には香港メディアから、次官級協議で進展がなく中国は10日にも帰国?と伝えられて一時株価急落、円安の巻き戻しとともにNY金は1520ドル台へと急騰する場面も。目先、米中閣僚級協議の行方や米9月CPIの結果などを受けて1510ドル半ばの抵抗水準をしっかりと超えるような展開となれば、上昇トレンド形成へと向かう可能性もあり、1550ドル台辺りまでが当面の上値目標に。反落の展開でサポート水準となりつつある1500ドルの大台を割れることになれば下落基調再開で1450ドル台辺りまでが当面に下値目安にも。

NYプラチナ・日足チャート 2019/9/5 - 10/9NYプラチナは+6.6ドル、0.74%高で3日続伸。900ドルの攻防ラインに跳ね返される状態が続き、この日の欧州時間には大台にワンタッチしてNY朝には890ドル割れへと反落、NY午後にかけては再トライで大台超え、しかしこれも一時的にとどまり、NY引け後には株価に連れる形で890ドル台前半へと軟調気味に。日足レベルでは微妙に下値も上値も切り上げつつある状態ながら、900ドルの大台ラインへの抵抗感が払拭できない様子。突破できれば920ドル程度までの上昇余地も、880ドル割れへと反落なら8月末急騰前の水準850ドル台までが当面の下値目安にも。

ドル円・日足チャート 2019/9/5 - 10/9ドル円は40銭程のドル高円安で反発。10月と12月の関税引き上げを米国が見送れば、中国は米国産大豆の購入を年間1000万トン増やすとの中国側の提案内容なども伝えられ、米中次官級協議での進展も期待されてリスク選好の流れがコンスタントに進行。東京朝の107円付近からNY午後には1週間ぶり高値となる107円60銭台まで上昇し、NY終値でも抵抗線となりつつあった90日移動平均線(107.44)を上抜け。しかし、今朝には10日から予定される米中閣僚級協議の予定を巡っても情報が錯綜、9日の上げ幅を帳消しとする107円00銭台まで急落。ただし午前のうちに40銭台まで再反発とやや不安定な状態にも。目先の主要レンジは106円80銭台から108円前後まで。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/9終値とチャート

10日の国内金価格は+29円、0.51%の続伸。9月5日と25日の5665円を9円上回り、2週間ぶりに近年最高値を更新。高値圏からの反落警戒感が漂い続けた状態も、NY金の下げ渋りと円高がそれほど進行しない状況、さらに消費増税の恩恵も加わっての高止まりからの高値再トライの形に。目先は情報錯綜の米中協議の行方などの結果次第では一段高の展開も予想され、5720円台辺りまでが当面の上値目標に。当面のサポート水準で下方向への重要な節目にもなるのは5600円の大台ライン。

プラチナ価格は-4円、0.12%の小幅安で3日ぶりの反落。NYプラチナが900ドルの節目との攻防で上値を押さえられる状態が続いており、円安への動きも今朝には巻き戻される状態となって身動き取れず。調整サイクルとしては終盤に差し掛かっている可能性もあり、3300円前後での小幅保ち合い(から反発の兆し)を維持することができれば、地合好転で上昇基調再開へも。短期的には3380円台辺りまでの上昇余地も継続。
※参考:金プラチナ国内価格10/10とチャート

2019年10月10日(木)時点の相場
国内金5,674 円 10/10(木) ▲29(0.51%)
国内プラチナ3,332 円 10/10(木) ▼4(0.12%)
NY金1,512.8 ドル 10/9(水) ▲8.9(0.59%)
NYプラチナ896.7 ドル 10/9(水) ▲6.6(0.74%)
ドル円107.46 円 10/9(水) ▲0.39(0.36%)

10/9(水)のその他主要マーケット指標

米9月消費者物価指数、コアCPIは11年間で2番めの高水準 10/11(金)

求人件数3カ月連続前年割れは前回のリセッション以来 10/10(木)

米9月インフレ指標第1弾、生産者物価指数PPIは予想外の低迷 10/9(水)

年内追加利下げあと2回か1回か、決着へ10月の攻防 10/8(火)

金価格は下落トレンドではない期間最長チャレンジ中 10/7(月)


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